俳優・草刈正雄(61)と草刈の長女でダンサーでモデル・紅蘭(24)が12日、東京・ビッグサイトで『第7回ハッピーローズ・アワード』授賞式に登場し、イベント初共演を果たした。
花キューピッドが“60歳以上のあの人にバラを贈る”をテーマに、人生の節目を迎えいきいきと活躍している人へと贈る賞。過去に松崎しげる、中村雅俊、松平健らといった著名人が受賞しており、その名前の通りバラの花が贈られることとなる。
タキシード姿でビシッとキメて登場した草刈。受賞に紅蘭から花束を手渡され、笑みを見せ「あまり賞に縁がないので一番嬉しいかもしれません。娘の紅蘭もいてくれて嬉しい日です」と、喜びを口にした。
紅蘭は草刈について、「とにかく愛情深い。ちょっと怖いくらい。ちょっと不器用で昔気質のサムライみたいな感じ」と形容すると、逆に、草刈は、紅蘭へ「頼りになるようになりました。最近は家族のこととか相談するようにもなってる」と、目を細める。しかし、一方で、紅蘭の出演する番組は見ていないそうで、「怖いんですよ。何を言い出すかわからないところがあるので」と、苦笑いを浮かべた。
その言葉を受けてかどうかはわからないが、赤いバラをもらうということへの感想を問われた紅蘭は、「当時、付き合ってる彼氏と喧嘩したときに、『バラの花束を持ってきてくれたら』と言ったことはあります。気持ちが落ち着くんです」と、父親を前に奔放エピソードで草刈を驚かせる一幕も。
さらに、紅蘭からサプライズで草刈に当てた手紙を読むことに。中・高校でグレた思い出や、マイナス思考という草刈が引きこもり気味だというエピソードを盛り込みつつ、感極まって涙を流しながら読み上げることとなり、これには草刈も瞳を潤ませながら拝聴することとなった。
囲み会見では、この涙について紅蘭は、「泣く予定なかったんだけど…。パパが賞をもらえる…輝いてるというのと、過去を振り返ると涙が出てきて」とはにかみ、「ヤンチャですごい怒られたけど、反発していた時期があった」と、しみじみと語った。
紅蘭へどちらかといえば、おしとやかなイメージのある妹で女優・草刈麻有(20)との比較を問われ、「それすごい言われるんですけど、質問自体が不思議だと思っているんです。彼女は彼女でやりたいことやってるので」と、とくに気にしているようではなかった。
また、報道陣から、草刈へイベントで元カレのことを話しだした紅蘭について、「なんかお父さんとしてはしょうがないですよね」と渋々ながらも、父親としてはいつかは通る道にうなずくことに。さらに、報道陣が紅蘭の左手薬指にキラリと光る指輪のことを問うと、「これは(結婚と)関係ないです」と、キッパリ否定し、草刈と楽しげに笑みを浮かべながらその場を後にした。