お笑いコンビ『スリムクラブ』（真栄田賢・37、内間政成・36）が23日、東京・スカイツリータウン「スカイアリーナ」で行われた東京スカイツリー開業1周年記念特別ショートフィルム『TOKYO SKY STORY』（監督：真壁幸紀）完成披露試写会に、映画評論家・LiLiCo（42）、真壁監督らとともに登壇した。
同作は、東京スカイツリー開業1周年を記念して作られた、比嘉愛未、高橋一生のＷ主演。結婚を意識しながらも関係がギクシャクしているカップル。ラジオのパーソナリティに初恋の悩みを相談する中学生。初恋の映画を自主制作で撮る大学生。東京スカイツリーで交錯する、それぞれの想いを描いた15分のショートフィルム。劇中にはライティングされた東京スカイツリーも登場する。
初恋の中学生カップルを演じた塩川茉莉は、「初めて映画出たんですけど、優しくしてくれて楽しかった。自身の初恋の思い出は、「幼稚園の時に好きな子で来て、そのこと両想いになった。小学校で離れちゃって、会ってないです」と、甘酸っぱい思い出を恥ずかしそうに語った。一方、告白する側の柴郁織は、「告白は一回もないので、映画で初めてで緊張しました」と、まだ、初恋がないという。
このピュアストーリーに7秒だけ出演したスリムクラブの2人。真栄田は、「僕らのシーン入りますかねぇ？（記者さんたちも）失笑してましたよ。事務所がねじ込んだと思っているでしょ」と、おどける。内間も、「初めてこういう経験して、NGを5回ぐらい出した。それを踏まえてみていただきたい」と、笑わせる。
ショートショート フィルムフェスティバル＆アジアのスペシャルサポーターを務めている映画評論家のLiLiCoは、「スリムクラブの2人が出てビックリしました。なんで？と。記憶がとんだ」と、こちらもおどけた。
誰もがいぶかるスリムクラブの2人の出演に監督は、「シーンの設定で、友だちを待っている2人組を作りたかったので、仲のいいスリムクラブさんにお願いしました」と、起用理由を明かした。
初恋の思い出について、真栄田は、「沖縄出身なんで、好きだった子も太陽のもとで育った子。（アメリカの陸上競技100、200メートル世界記録保持者で、1988年のソウルオリンピックで100m、200m、400mRで金メダルを獲り3冠を達成した）フローレンス・ジョイナーな感じでした」と、野獣系だったと笑わせると、内間は、「小学校。弱くて、字が綺麗。それを見て安心した」と、マジメに答える。すると、真栄田が、「今日も楽屋にお笑いを置いてきたな」と、突っ込む。取り行ってきます。
LiLiCoは、「毎回が初恋です。だいぶ昔なんで覚えていない」と、言いつつも、金髪、ブルーの瞳のスゥェーデン人で、「日本に来てからもしばらくは文通していたお友だちで、すごい素敵な方だった。今の私を見たらどう思うんでしょうか。恋は、最近してなくて、ドキドキしたいです」と、切実に訴える。
スカイツリーのアジア向けCMに出演している政井マヤは、「キュンとするストーリーで、懐かしい気持ちを思い出させていただきました」と、感想を。真栄田は、「ショートフィルム ええよ～」と、持ちネタを混ぜてPR。
LiLiCoも、「夜のシーンがきれいで、ここでデートしたいなと思いました。ショートの良さが詰まっている。短い時間でストレートにぐっと伝わってくる。シーンの数々が蘇ってくる」と、評した。
また、レッドカーペットから、内間と腕を組んで登場したLiLiCoは、「初恋の人で～す」と紹介したが、「なわけ、ないだろう！」と、お約束通りの進行。それでも、「服の色も同じで、何かしっくりくる」と、トーク中も腕は組んだまま。内間は、「好きです。ドキドキする。ちょっとバストがあたって」というと、真栄田は、「内間さんがスカイツリーになっちゃった」と、股間をさして笑わせ、LiLiCoも、「春きました。嬉しいですね」と、ノリノリ。
と、なにごともなく終了するかと思われたが、LiLiCoが、今話題の矢口真里の不倫・離婚報道に対するコメントを記者から求められると予想していたそうで、「不倫に関する質問は出なかったね」と、拍子抜けしたと語ると、真栄田は、「矢口を連発すれば、載るかなと、いろいろ考えてきた」と、自ら切り出し、「経験者としてひと言で言うなら、ウチから出るな。人っていろいろあるので、それはそれで。まだわかりませんから」と、期待をもたせると、内間は、「モーニングコーヒー、テイクアウトで」と、言って笑わせる。
なお、主演の高橋一生（32）がスケジュールの都合により、急きょ欠席した。
