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永作博美“女優開眼”の舞台再び!「当時は芝居がしたくなかった」

劇団☆新感線2012年春興業いのうえ歌舞伎『シレンとラギ』製作発表

 女優の永作博美(41)が5日、都内で劇団☆新感線2012年春興業いのうえ歌舞伎『シレンとラギ』の製作発表に俳優の藤原竜也(29)、高橋克実(50)、古田新太(46)、演出家のいのうえひでのりらと登場した。

 19年ぶりの新感線出演となる永作は「本当に嬉しいです。念願の新感線2度目です」と笑顔であいさつ。当時を振り返り「その当時は芝居がしたくなかったので『なんでしなきゃいけないんだ』という思いでいつも稽古場に行ってました。軽く反抗的な目をしていた覚えがあります」と告白。会見場を沸かせながら「とにかく必死でしたね。私にとっては芝居を開眼させられた場所。もしあの時、いのうえさんの稽古を受けていなければ、今違うことをしていたかもしれないし、違う役者になっていたかも」としみじみ。いのうえも「確かに女優開眼の瞬間はあったんですよ。なぜ開眼したのかはわからないんですけど」と感慨深く語った。

 当時の稽古の様子について「朝から町内を3週ぐらいランニングして腹筋背筋側筋を100回づつ。声出しもあって。真冬のビルの屋上のテント小屋みたいなところで稽古をしていて、大汗をかきながら最後までやり遂げました。その時はこれが演劇なのかなって思いました」と目を細める永作。古田が「19年前のいのうえさんとは違うので、今はあんなにしつこくない」と安心させると、永作は「当時よりしつこくないのは嬉しいです」と笑った。

『シレンとラギ』製作発表

 今回から新感線初出演となる藤原と高橋。いのうえとは飲み屋でよく会うという藤原は、同劇団の印象について「よく飲む人たち」と笑いを誘いながら「初めてで不安はありますけど、信頼を寄せる大好きな先輩たちに囲まれて、稽古場で積み上げていったものをお客さんに届けられたら。自分自身この共演者の中でどう変化していくのか楽しみながらやりたいと思います」と語った。

 同作では日本の南北朝を思わせる二カ国が対立した世界を舞台に、愛憎入り組む人間ドラマが繰り広げられる。北の王国に使えるラギ(藤原)と凄腕の暗殺者シレン(永作)はある時、南の王国の王を暗殺を命じられる。ふたりは互いに惹かれ合いながら逆らえない運命に巻き込まれ、ついにはふたつの王国を揺るがすことになる…

 大阪公演は4月24日〜5月14日まで梅田芸術劇場メインホールで、東京公演は5月24日から7月2日まで青山劇場で。公式サイトはhttp://www.shiren-to-ragi.com/

永作博美
藤原竜也
高橋克実
古田新太
いのうえひでのり
『シレンとラギ』製作発表
『シレンとラギ』製作発表
『シレンとラギ』製作発表
『シレンとラギ』製作発表
『シレンとラギ』製作発表
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