女優の小芝風花(16)が24日、都内でこの春行われる第86回選抜高校野球大会の応援ポスターイメージキャラクターに就任した。
現在高校1年生という小芝はチェックのスカートに白のベストという制服姿で登場。「すごく嬉しいです。私と同じ高校生が甲子園という大きな舞台に向けて夢を追いかける。ポスターとして登場して応援できることがとても嬉しいです」と話し、「エヘヘ」と笑った。
小芝といえば3月1日から公開される映画『魔女の宅急便』の主人公・キキ役として主演することで一躍脚光を浴びた。小学校3年生から中学2年までフィギアスケートに打ち込んだという経歴の持ち主ということで「何かに打ち込んだり努力することは大切だと思います。甲子園で試合をできることの幸せを感じて欲しいです。私も応援できることを幸せに感じます」とエールを送った。
自身も大阪出身。「おじいちゃんが阪神の大ファンで、私の母と姉が阪神が優勝した年に生まれたんです。甲子園とは縁があるなと思ってます」とニッコリ。まだ野球には詳しくないということだが「本を買いました。出場校の皆さんが載ってる本と過去の資料が載っている本。どんな選手がいて、どんな監督がいて、どういうチームなんだというのを一校ずつちゃんと覚えていきたいな」と全力で応援することを誓った。
全国に貼り出されるポスターは自転車にまたがり全力で駆ける小芝の姿が。「撮影は12月にしたんですけど、すっごい寒かったです」と振り返り、周囲の反応については「まだ内緒にしてます」と語り「エヘヘ」と笑った。また、「映画ではホウキ、今日はバット。棒に縁がありますね」と聞かれると「たぶんバットじゃ飛べないと思うんですけど」と笑いを誘った。
アスリートの男性をどう思うかと質問されると「いいですよ! 友達と遊ぶ時間だったり、いろんなものを犠牲にして打ち込んでいるじゃないですか。フィギアスケートも体重管理しなきゃいけないので、好きなものを我慢したり。いろいろなものを犠牲にして夢に向かっていく姿はちょっとキュンとします」と話した。
「元々スポーツをしていたので、選手の方もひとりひとり怪我で悩んだり“練習なんていやだ合宿なんて嫌だ”ということが何度もあったと思います。それでも乗り越えて勝ち抜いて甲子園に出れる方。全力で応援したいなと思ってます」と語る小芝。自身の怪我の経験を聞かれると「手術を2回しました。脚なんですけど、オスグッド(・シュラッター病)で、筋肉の成長に骨がついていなかくて、軟骨がはがれてきてしまって。3週間ぐらい入院したときはガリガリに痩せてしまったんです。もう無理なんじゃないかと周りも思ってたぐらい。それでも私はスケートをやりたいという気持ちがあった」と真っ直ぐな瞳で語り「結構シビアでした。エヘヘ」と晴れやかに笑った。
最後に小芝は「出場される選手のみなさん本当におめでとうございます。ここまで来た選手の方には怪我で悩んだ選手の方もいらっしゃると思いますし、心が折れそうになってしまった時もあったと思います。悔しい思いも、日々の辛い練習を乗り越えて立つことができる甲子園。涙を飲んだ大勢の選手の分も力いっぱい戦って欲しいと思います。ぜひみなさんも応戦一緒にしてください。私も精一杯応援します」とPRし、再び「エヘヘっ!」と弾ける笑顔を見せた。