ファッション誌『CanCam』(小学館)の専属モデルでフォトグラファーの舞川あいく(25)が14日、東京・神田のオリンパスギャラリー東京で自身の写真展『瞬間の色~輝~特別展・キズナ』開催記念記者会見を、ソチ五輪に出場しスノーボードスロープスタイルで8位入賞で日本中を元気付けた角野友基選手(17)とともに開いた。
13日から同所で開催され、舞川自身が選んだ田中将大投手、武豊騎手、稀勢の里関、上田桃子選手、クルム伊達公子選手、遠藤保仁選手、五十嵐圭選手、村上義弘選手、そして角野選手と、それぞれ別々のジャンルで活躍するアスリートの瞬間を切り取った作品が展示されている。
この日は、角野選手に合わせ「ウェーブをかけました」という遊び心満載で現れた舞川。昨年に引き続き、写真展を開けたことに喜びを口にし、「私自身スポーツをするのも観るのも好きなのでアスリートを撮りたいと思いました。スポーツの世界での、オンの勇姿とオフのプライベートのしぐさとか二面性を表現したいなと思っていました」と、今年のテーマを思い立ったきっかけを。
ただし、思い立ったもののプレッシャーはあったようで、「アスリートの方々が偉大な方々なので、先日は眠れませんでした」と、苦笑い。そんな緊張気味に始めた撮影だったが、「選手の喜怒哀楽を撮ったんですが、私も喜怒哀楽になりました」と、振り返る。
本展覧会のタイトルに込めた思いを問われた舞川は、「その瞬間にある色とか、瞬間というのは動画では現せないのが写真だと思いますので、瞬間の色と。輝きはアスリート選手はオンもオフも輝いていると思いますのでつけました」と、明かすこととなった。
一方、角野選手へは、ソチ五輪帰りなだけに、舞川から「おかえりなさい!行く前からずっとファンだったので、無事に帰ってきたのが嬉しいです」と、声をかけることに。その角野選手は自身の写真が展示されたことに、「すごい嬉しいですね!いい感じで撮れてて、写真だなと思いました」と、ニッコリ。
撮られる側として、角野選手は、「人見知りなんで最初緊張していたんですけど、撮影が始まったら自分の土俵でやれますし、あいくさんもモデルさんで撮られる側なので、撮られてて、楽だったと言うか、いつもきめなきゃきめなきゃとなるけど、リラックスして撮影できました」と、感想を。それでも、舞川が、「きょうは“まつげ姉さん”じゃなくて、あいくさんと言ってるのでビックリですね」と、舞川がプロデュースしているつけまつげのことを絡めて愛称で呼ばないことをからかうと、角野選手ははにかむことも。
囲み会見では、角野選手が「“まつげ姉さん”は撮られる側の気持ちを理解してくれていて、うまくいかないときは、コミュニケーションを取りながら撮影できるので、楽しんで撮影できるし、そんな楽しんだ作品になった。自分の作品もいいですね!」と、舞川に直接伝えると、舞川は「まつげ姉さん今泣きそうですよ!本人にこう言ってもらえるのは嬉しいです」と、目元を押さえる様子も。
さらに、角野選手は、「僕以外の8人の選手の方の中に僕が入っているのは嬉しいし、光栄に感じていいます。ほかの8人は、有名な方で、どうして僕がと思っていましたが、いざここにきてみると、誰にもまけてないなと思っていました。大好きなスノーボードをこういう場でアピールできるのはすごく嬉しいですし、写真展で飾られるのは嬉しいです」と、メッセージを寄せた。
9人の撮影を通しての感想を問われた舞川は、「凄く好きになりますし、もっと応援したくなります。自分が撮れるものって、スポーツカメラマンの写真にはかなわないので自分の色で撮りたいなと思っています」と、続けていく意欲を見せた。
また、この日はバレンタインデーとあって、舞川から角野選手へ写真をそのままチョコにコーティングしたものをプレゼント。実はこれ、舞川の角野選手への本命だそうだが、「気づかれてない…」と、声を落とすふりをすると、角野選手は「あー、本命を貰ったの初めてなんで、ドキンとしました。ホワイトデー?考えておきます!これより大きいので!」とときめき?を感じつつ、しっかりお返しすることを誓っていた。
ほかにも角野選手は、「スノーボーダーとしてそこで成績を残せるようにしたいというのと、スノーボードをメジャーなスポーツにできるようにもっともっと頑張って行きたいと思います」と、目標を掲げ、それを目を細めながら見ていた舞川は、「私が17歳のときにこんなに立派じゃなかったなと思っています。2月にも大会があるので、自分にできるもので応援できたらいいなと思っています」と、思いを語っていた。
■写真展開催スケジュール
◯東京
開催期日:2014年2月13日(木)~2月19日(水)
開催場所:オリンパスギャラリー東京(住所:東京都千代田区神田小川町1-3-1 NBF小川町ビル)
◯大阪
開催期日:2014年3月13日(木)~3月19日(水)
開催場所:オリンパスギャラリー大阪(住所:大阪府大阪市西区阿波座1-6-1 MID西日本ビル)