アイドルグループ『AKB48』の“ゆうこ”大島優子(25、チームK)が最後のセンターを飾る35thシングル『前しか向かねえ』ミュージック・ビデオ(MV)が6日、解禁となった。
本楽曲は先日にて行われた『AKB48 リクエストアワー 2014』(参照記事:)にてパフォーマンス初披露。そして大島優子本人の口から「AKB48の選抜として最後の曲」だと発表しているが、楽曲のテーマを「別れ」と「パンクロック」に構成されている。
本MVでは、マイクスタンドをこれでもかと振り回したりなど、ロックシンガーばりのスタンドパフォーマンスやガッツポーズ、ジャンプやヘッドバンキングなど、これまでの AKB48 とはひと味違ったアグレッシブな楽曲、ミュージック・ビデオに仕上がっている。
大島は、「卒業発表をする前に撮影したので、メンバーは当然そのことを知らなかったのですが、『最後のミュージック・ビデオなんだ』という思いで私は撮影に臨みました」と撮影時の心情を。
続けて、「暗闇とか、迷いとか、戦いとか苦労する場面の中でも光が指すところがあって、人それぞれ違うとは思いますけど、私にとっての光が指す場所は『ステージ』です。そこに立ったら、お客さんがいて、周りに仲間がいて、それが私にとっての『明るい希望』という、そんな意味が込められた作品だと思います。それぞれの明るい光が指す場所に向かって『突き進もう!』ということが『前しか向かねえ』という曲、歌詞に表されているなと思います」と思いを込めている。
本作は映画版『君に届け』などを手がけたことで知られる熊澤尚人監督が担当。「どんなに苦しくても前に進む、意志の強さと、せつなさがないまぜになった作品です。緊張感とミステリアスさに包まれながら、困難を乗り越えた後の、スカッ!とした爽快感と元気の良さをふんだんに楽しめる作品を目指しました」と、意気込みを明かしている。
撮影には、エキストラも参加したり、MV(ドラマ部分)では銃などの武器を持っているメンバーもいて、服としては結構重そうにしていたりといううこともあったのだとか。さらに、“こじまこ”小嶋真子(16、チーム4)は唯一の初選抜で緊張している様子があったそうだが、曲の勢いもあり撮影が始まると、しっかりとこなしていたという。
さらに、ジャケットも公開されたが、題字は、書道家・武田双雲氏がしたためたもの。さらに、動きのある写真をということで、その場でのジャンプや、ロープを使ってのアクロバットな動きをたくさん撮影したそうで、大島は、写真を見ながら自分でポーズを考える姿も見せていたのだとか。ほかにも、“あかりん”須田亜香里(22、SKE48チームKⅡ)のバレエで培った脅威の跳躍力も見せたり、あくまでアイドルらしいポーズをとった“まゆゆ”渡辺麻友(19、チームA)の姿があったりと、それぞれの個性が光るものに仕上がっている。
なお本シングルには『大島優子 感謝祭』応募抽選券が期間限定封入されるとしている。
■「前しか向かねえ」選抜メンバー(2014.2.6 現在)
AKB48 Team A:川栄李奈、高橋みなみ、 横山由依、渡辺麻友
AKB48 Team K:大島優子
AKB48 Team B:柏木由紀、小嶋陽菜、島崎遥香
AKB48 Team 4:小嶋真子、峯岸みなみ
SKE48 Team S / AKB48 Team K:松井珠理奈
SKE48 Team KⅡ:須田亜香里
SKE48 Team E:松井玲奈
NMB48 Team N:山本 彩
NMB48 Team N / AKB48 Team B:渡辺美優紀
HKT48 Team H:指原莉乃