女優・田中麗奈（33）、俳優・吉沢悠（35）、お笑いコンビ『南海キャンディーズ』の“しずちゃん”こと山崎静代（34）が節分となる3日、東京・神田明神で行われた明治座4月公演『きりきり舞い』（演出：上村聡史）節分祭に登場した。
主人公の舞（田中）は『東海道中膝栗毛』の作者・十返舎一九（加藤雅也）の娘。玉の輿を夢見るが、稀代の奇人といわれる父親に翻弄される日々を送る。さらに奇人が奇人を呼び、舞の元に表れたのは一九の押しかけ弟子、今井尚武（吉沢）と幼なじみの葛飾北斎（板尾創路）の娘・お栄（山崎）と奇人変人に囲まれ”きりきり舞い”する最中、武家の若者に見初められる舞。はたして玉の輿の夢は叶うのか？若手からベテランの実力派俳優が江戸の庶民の姿を活き活きと描いた人情喜劇作品となる。
田中、吉沢、しずちゃんの3人は舞台衣装で参道に表れ、参拝客に笑顔を振りまきながら御神殿へと練り歩く。御神殿内でお祓いを受けた後に鳳凰殿へ移動、集まった参拝客へ豆やクジ入りの袋をまいていた。
豆まき後の囲み会見で本日の感想を聞かれた田中は、「貴重な体験でした。たくさんの方がいらっしゃってて、もっと遠くに投げたかったんですけど、投げれなくて…」と少々不本意だった様子。
それに対して、しずちゃんは「私はすごい遠くに投げれたんで、良かったです！クジがついているので、みんな必死になって取り合ってる姿が面白かった。楽しかったです」と、強肩を見せつつご満悦。吉沢は「みなさん幸せそうな顔されてたので良かったです。みかんを『あまり強く投げるな！』と言われてて、麗奈ちゃんが遠くに投げようとしたら、そのまま下に落ちちゃって」と、暴露すると田中も「そうそう、すごい勢いで“パーン”と投げちゃって、すいませ～ん、ちょっと危なかったですけど、キャッチしていただいて…」と、ちょっとしたハプニングもあったそうだ。
「招きたい『福』と追い出したい『鬼』はあるか？」との質問に田中は「もうすぐ明治座でお稽古があって、舞台が4月から始まるのでお客様が来ていただければ！ホントにそれが『福』ですね！ニコニコしてる幸せそうなお客様を見れたら良いなとイメージしてガンバります！『鬼』は作品に入る前に『頑張るぞ！楽しみだ！』という前向きな自分がいるんですが『ダメなんじゃないか？できなかったらどうしよう…、ヘタなのに』とか恐怖心をあおるような後ろ向きな自分が登場してしまうので自分をイジメる鬼を追い出したい！」と役に入る前に不安があったことを明かす様子も。
しずちゃんは「（占いが得意な）ゲッターズ飯田さんに『今年は年下の男性との出会いが多い』と言われたんですよ、なので年下の男性をドンドン招きたい！」と勢い込んだものの「今のところまだです…」と苦笑い。しかし、そのしずちゃんの目線は吉沢に向かい「吉沢さんいくつでしたっけ？」と、吉沢向かうと「僕は35ですし、結婚してますんで…」とバッサリ。「まだ何も言ってないのに断られました～」とあえなく撃沈するしずちゃんの姿に一同大爆笑。
さらに、追い出したい『鬼』に相方の山里亮太（36）とキッパリ！「会うと口内炎ができたりとか、地味なところにダメージがでてくるんですよね。会っても隔週かな」と言いたい放題のしずちゃんに笑いが起きる。
初時代劇となる田中は「楽しみと同時に不安がきます。恐れがくるというか、すっごい楽しみ100％、恐れ100％という感じですね～でも楽しんでやりたいですし、ハジけちゃいたいな、そこまでいけるような、遊べるぐらいまで、みんなでお稽古頑張って、良いものを届けたいなと思います」と、不安な気持ちを明かしつつ抱負を語った。
また、昨年10月に俳優の高橋一生（33）との熱愛が報じられている田中へ「女性として招きたい『福』はありますか？」と質問が飛ぶと言葉を選びながらも「なんかね、そうですね、幸せになりたいです！招きたいですね」と含み笑いをしつつ多くは語らなかった。
一方、昨年の3月に結婚した（参照記事：●http://japan-newslounge.com/archives/70991）新婚の吉沢は「僕は結婚したばっかなんで、子どもはいつか欲しいなと思ってます」とパパ願望を。追い出したいものは『ないです！』と答えたところで、しずちゃんが「なんでこっち見たん！」と、イチャモンをつけると吉沢は「いや！たまたま目が合っただけです！そんな失礼なことしないですよ～」と、3人で笑いあい、初共演の3人ながら楽しげな様子を見せる。
最後に田中は「午年なので馬のように突進して！まっすぐ！行こうと思います！」と笑顔で、しずちゃんは「一杯セリフを覚えて、ちょっと多いときは麗奈ちゃんにセリフを変わりに言って欲しいな声を出せるように頑張って練習します」、吉沢は「台本も素晴らしいですし、このメンバーだと泣いて、笑って、楽しめる舞台になりますので、ぜひ劇場にお越しください！」と、意気込みをそれぞれ語り会見は終了した。
■明治座4月公演『きりきり舞い』
2014年4月6日（日）～26日（土）
原作：諸田玲子
脚本：田村孝裕
演出：上村聡史
＜出演＞
舞：田中麗奈
十返舎一九：加藤雅也
今井尚武：吉沢悠
葛飾北斎：板尾創路
お栄：山崎静代
永島甲右衛門：八十田勇一
兼吉：今井ゆうぞう
南沢等明：矢部太郎
えつ：熊谷真実
勘弥姐さん：篠井英介
＜料金＞
S席10,500円 A席7,350円 B席5,250円 C席3,150円
