お笑いコンビ『ますだおかだ』の岡田圭右（44）と元人気アイドルグループ『AKB48』の“あっちゃん”前田敦子のモノマネでブレーク中のお笑いタレント・キンタロー。（31）が10日、都内で映画『LOOPER／ルーパー』（監督・脚本：ライアン・ジョンソン／配給：ギャガ、ポニーキャニオン）公開記念『2013ベストスベリスト授賞式』に登場した。
タイムマシンが開発された近未来。未来の犯罪組織から30年先から転送されてきた人物を暗殺する“ルーパー”を営むジョー（ジョセフ・ゴードン＝レヴィット）の元に“30年後の自分”（ブルース・ウィリス）が送られてくる。「奴を殺さなければ、自分が消される！」とジョーは30年後の自分を追い詰めていくのだが、追い詰めたとき30年後の自分から驚くべき逃亡理由が明かされることとなり…。
一見、ハードな世界観の本作に関係なさそうだが、本イベントではタイムスリップにかけ2013年芸能界で最も“スリップ”し続けるであろう『ベストスベリスト』を表彰するという目的と、主演のレヴィットが大ファンだと公言する“あっちゃん”前田敦子（21）の“モノマネ”でブレークしたキンタロー。がプレゼンターを務めることとなった。
『LOOPER』メガネをかけテンションも高く現れた岡田。「人生の立ち位置に迷ってます！」「引っ込み思案Ohトレビアン！」と叫び、あいかわらずの滑り芸を披露。作品に合わせ、もし、30年前の自分と会ったらと問われると、「おい14歳の岡田！お前の将来は酷いもんだぞ。逆に、74歳の私にはよく頑張ったなって。まだそんなことをやっているのかって」と、しみじみと語りつつも、新ギャグ『ウーパールーパー』を披露し、イマイチなウケに、「30年前の岡田が見たら泣いてるでしょうね」と、自分でツッコミをいれることとなった。
そしていよいよ授賞式。社交ダンスの講師もしているというキンタロー。が『フライングゲット』の楽曲に合わせたダンスで盛り上げると、早速、得意ネタのあっちゃんの一昨年の総選挙での演説をマネて、事務所の先輩である岡田へ、「スベリ続ける孤独と闘いながらというのはあったと思います。あらためてこうやって、岡田さんをみなさんが支えてくださっていることを感じました。もちろん、岡田さんが嫌いな方はいると思います。でも、岡田さんのことは嫌いでもAKBのことは嫌いにならないでください！」と、メッセージを送り場内の観客は大ウケ。その後も、光浦靖子、芹那、武井咲、『ももいろクローバーZ』、大島優子のモノマネネタを次々と繰り出し、岡田を圧倒し存在感を見せていた。
囲み会見では、報道陣がキンタロー。を「ボコボコに殴られた前田敦子」と評し、キンタロー。が苦笑いすることもあったが、岡田のトンボ花火のスベリ芸に見事に「フライングゲット！」の一言で合いの手を入れきり、報道陣を大爆笑させることも。
また、キンタロー。といえば、あっちゃんのモノマネによりブログが炎上したということもあったが、この日は、「またブログが炎上、フライングゲット！」と威勢がいい。炎上し続けてもモノマネをする心境については、「みんな（ファンは）本当はモノマネしたいけど、焼きもちをやいていると思うんです。それで怒っていると思ってました」と、自身の解釈を明かすことに。
その話題に上がったあっちゃんのことをキンタロー。は「好きです、本人に生で見てもらったらどれくらい好きか通じると思うんで披露したい」と、野望を挙げ、「本人からのお墨付きフライングゲットをしたい！」と、構想をぶち上げていた。
映画『LOOPER／ルーパー』は12日より丸の内ルーブルほか全国ロードショー！
