若手俳優集団『D-BOYS』の瀬戸康史（25）が25日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで『D-BOYS 10th Anniversary Project ショートフィルムフェスティバル』舞台あいさつを開催し、卒業生の俳優・城田優（28）、阿久津愼太郎（18）とともに登壇した。
2014年に結成10周年を迎えるワタナベエンターテインメントの俳優集団『D-BOYS』。10周年の「10」をキーワードに、“監督”たちに与えられた条件は、「15分」というドラマの尺と「ワンシチュエーション」という設定のみで作品に挑むという企画となり、本日の登壇者それぞれが監督に挑戦することとなった。城田はゾンビ映画作品『Breed in 10 hours』、瀬戸はサスペンス『10年目の告白』、阿久津は学園モノ『10分な学級会』を監督した。
チケットがソールドアウトと大人気のものとなり劇場は多数の女性ファンが詰めかけることに。瀬戸は「監督と呼ばれるのに違和感がありまくりです。変な感じですよね」と、ソワソワしている心境を告白し始まったあいさつ。
本作へは、「僕はミステリーだったりサスペンスが好きなので、裏切りみたいなのを描きたいなと思って」と、コンセプトを明かし、「作品を観るときに、自分の役がないんで、出演者を置いて、5人のドラマを描いていって、その中でどう変わっていくかを、客観的に観なきゃいけないので、そこは役者と違う目なのかなって。編集する作業もブースとかに行ったことがなかったので、音で雰囲気がすごく変わるんだなというのがあって、役者として勉強になりました」と、役者としての幅が広がったという実感もあるのだとか。
続けて、「表現者として役者として成長させていただいた。これから芝居をやっていく上でも、さらに、物語の奥まで考えられたり見れるような目になったんじゃないかと思います。この経験を生かして作品に取り組んでいきたいと思います」と、胸の内を語っていた。
終了後の囲み会見では、「D-BOYS10周年で監督をやらせて頂いたんですけど、こうやってD-BOYSでいられるというのはファンの方のお陰でありがたかった。でも、最初は不安で仕方なくて、カット割りを考えている当たりから楽しくなってきて、最後は楽しく終われたのでいい経験をさせてもらったなと思います」と、ファンやスタッフへ感謝を寄せる瀬戸。
監督を通して苦労した点については、「15分という時間ですね。サスペンスをやったんですけど、しゃべってないところとかも大事で、そこを15分の間で、大事なのに切らなきゃいけないというのがありましたね。そこですね悔しかったのは」という。
瀬戸の作品については2人からもコメントが寄せられ、阿久津が「瀬戸さんのは台本を読んだ時から気になってました！」と言うと、城田からは「真面目に作ったというか、ストーリーももちろん、分かりやすいオチで、起承転結を入れないといけないというところで、伏線の取り方だったりとか、真面目さが出てるな」と、感心されたよう
その城田の作品には瀬戸の妹でモデルのSAORI（24）が物語の鍵を握る重要な役どころの1人として出演していることに、瀬戸は、「妹を使って頂いてありがとうございます！感謝の気持ちでいっぱいです！」と、礼儀正しく兄としてお礼をする一幕もあった。
また、もし続編をするならという話題となると、瀬戸は「自分が出演してないんですけど、今回、自分が出演したらどうなるかというのに興味がありますね。室内だけのワンシチュエーションだけだったので、ロケというものを経験してみたいですね。世界観が広がると思って」と、思いを語っていた。
今回公開された本作などは裏話も含めたDVDとして2月28日よりリリースされる予定となっている。
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