アイドルグループ『AKB48』の姉妹グループで福岡・博多を拠点に活動する『HKT48』が16日、東京・渋谷のアイアシアタートーキョーでチームH『博多レジェンド公演』特別公演を開催し全21曲を駆け抜けた。
携帯ゲームサイトI-SKY（アイスカイ）『HKT48 栄光のラビリンス』内でのゲームイベントで、抽選で選ばれた800人を招待するというもの。HKT48がAKB48劇場以外では初となる出張公演という記念的なものとなる。
場内の諸注意などの影ナレーションは“はるっぴ”兒玉遥が担当し、途中噛んだりしてお茶目な一面を見せつつ、一気に4曲を歌い切ると自己紹介コーナーへ。
11日からスタートさせた、九州7県ツアーのことや、“しなもん”下野由貴が待ち時間にかくれんぼをしたという話や、兒玉が同日開かれたイベントでギネス記録を達成した話、村重杏奈が“ボス”の異名を持つ“なつみかん”田中菜津美へ、寝起きに霧吹きをかけたりするという話題などで盛り上がることに。
続けて、“さしこ”指原莉乃は「私、怒ってるんです！」と、切り出すとほかのメンバーが「えっ！」と、身構え戦々恐々。なぜそんなことになったのかについては、「幕が開いたときに見えたのが（柏木由紀公式グッズの）ゆきりんだるまでした。前列にいるカメラマンのスタッフもSKE48のTシャツ着てたんです！みなさんのパワーで私の機嫌をよくしてください！」と、呼びかけることに。
さらに、“らぶたん”多田愛佳は春頃から新設されるチームKⅣのキャプテンになることをあらためて東京のファンに報告しつつ、「“ラブテン”って呼んでくれたら嬉しいです。これまで甘える方が楽だったと思っていましたが、人の上に立つ人間として、頑張ります」と、抱負を述べていた。
中盤以降のMCでは指原から、7県ツアーのときに歌っている楽曲『涙売りの少女』で「♪誰か、私を買ってください」の部分についての“秘密”が明かされることに。たまたま打ち合わせにいた指原の提案で“なお”植木南央を勧め、それが抜てきにつながったそう。それでも、指原は、「なおが喜んでいるだろうなと思ったんです。けど、パフォーマンスには出れなくて、裏で生声で当ててるんです。リハーサルのときはあっちゃんの声を当ててたりして」と、いまいち不遇となってしまった植木に同情したが、周囲のメンバーからは「やさっしーだ！」と、笑い合う一幕もあった。
ほかにも村重杏奈がチームKⅣとなることに、いままでの親しんでいたメンバーと離れるということに、「1人立ちしなきゃって思って、それで支えられていたんだって、最近涙が出るんです」と、告白していた。
無事、終演を迎えるとこの日は出口付近で、ファンを4レーンに分かれて握手しながらのお見送りをするなど、終始、ファンと触れ合うプレミアムなイベントとなった。
■出演メンバー
穴井千尋、植木南央、多田愛佳、熊沢世莉奈、兒玉遥、指原莉乃、下野由貴、田中菜津美、中西智代梨、松岡菜摘、宮脇咲良、村重杏奈、本村碧唯、森保まどか、若田部遥、谷真理佳
■16日のチームH『博多レジェンド公演』特別公演セットリスト
Overture（HKT48 ver.）
M1：HKT48（ALL）
M2：君のことが好きやけん（ALL）
M3：ボーイフレンドの作り方（ALL）
M4：初恋バタフライ（ALL）
M5：Glory days（兒玉、下野、村重、BD:熊沢、田中、松岡、本村、若田部、谷）
M6：この胸のバーコード（穴井、指原、中西）
M7：ウィンブルドンに連れて行って（植木、宮脇、本村）
M8：雨のピアニスト（熊沢、松岡、森保）
M9：チョコの行方（植木、多田、田中、若田部）
M10：制服のバンビ（兒玉、指原、宮脇）
M11：遠距離ポスター（穴井、多田、熊沢、松岡、本村、森保、若田部）
M12：Two years later（ALL）
M13：回遊魚のキャパシティ（ALL）
M14：シャムネコ（ALL）
M15：大声ダイヤモンド（ALL）
M16：永遠の扉（ALL）
EN1：会いたかった（ALL）
EN2：スキ！スキ！スキップ！（ALL）
EN3：メロンジュース（ALL）
EN4：ウィンクは3回（ALL）
EN5：白いシャツ（ALL）
