世界3大“美の祭典”のひとつに数えられる『2013 ミス・インターナショナル世界大会』が17日、都内の品川プリンスホテルで行われ、フィリピン代表の学生、ベア・ローズ・サンチャゴさん(23)が世界一のミスに輝いた。
6年ぶりの東京開催となった同大会には世界67の国と地域の代表が“平和と美の親善大使”として一堂に集結し、民族衣装、水着、ドレスと華やかに美を競い合った。厳正な審査の結果、2位にはミス・オランダのナタリー・デン・デッカーさん(24)、3位にはミス・ニュージーランドのケイシー・ラドリーさん(21)が選出された。また、ミス・ナショナルコスチューム賞にアルバ代表のエリアルダ・クロースさん(24)、ミス・インターネットにはシンガポール代表のチウ・ジャー・ミンさん(23)、ミス・フォトジェニック賞にはリトアニア代表のエルマ・セグダヴィチウトさん(19)、ミスたちの投票によって決まるミス・フレンドシップ賞にはミス・ニュージーランドのケイシーさんが選ばれた。日本代表は高橋有紀子さん(25)。
グランプリに輝いたベアさんは「2005年からずっとミス・インターナショナルを目指してきました」と万感の思いを語った。フィリピンは先日の台風で大きな被害にあったが「今回災害があった地域というのは、私の故郷でもある地域。このタイトルを使って復興に貢献していきたいです」と抱負を語った。
また、例年は前年度のミス・インターナショナルから王冠の引き継ぎが行われているが、昨年の世界大会でミス・インターナショナルに輝いた吉松育美(26)が事情により会場に来られなかったことについて聞かれると「とても残念。彼女のビデオを何回も見てきたので、今回会うことをとても楽しみにしていたのですけれど、とても残念に思います」と話した。今後の活動について「国と国を友好でつなぐ役割を行っていけたら。今回このタイトルを頂いて、より多くのことができるのではないかと思います」と意気込みを語った。
グランプリに選ばれた感想を聞かれると「あまりに感動しすぎて、ここに来る前に鏡で初めて自分の王冠姿を見たんですけど、未だに王冠を触ってみないと信じられません」と感激。「この喜びを一番最初に母と分かち合いたいです。自分を誇りに思う気持ちをシェアしたいですし、お母さんも私のことを誇りに思って欲しい」と喜びを語った。「自分にとって美とは?」と聞かれると「外見だけではなく、中身がとても大切」とコメント。そして、美の秘訣を聞かれると「ハッピーでいること!(ステイ・ハッピー!)」と世界一の笑顔で語った。