お笑いタレント・鳥居みゆきが29日、都内で『ゾンビTV』Blu-ray&DVD完成記念記者会見に登場した。
ゾンビによるゾンビのためという前代未聞のキャッチコピーのオムニバス作品。ゾンビの体操とは……、子ども向けゾンビアニメとは……、もしゾンビの街歩きバラエティーがあったら……、昨今のゾンビはなぜ走るのか……、などゾンビ初心者からマニアまで楽しめるネタを詰め込んだゾンビ解体新書のような映像作品となる。鳥居はそのうちの1つで、仕事帰りにゾンビに噛まれたものの意識が残ったままゾンビ化していくショートドラマ『ゾンビの神様』に出演している。
イベントが始まるといきなり司会の女性が襲われだすこととなり、なぜかアコースティックギターをさげた鳥居がひょいと現れそのいざこざを止める芝居がありつつ会見がスタート。『ゾンビの神様』というと、何か紅白歌合戦にも出演した歌手の曲を連想させそうなものだが、西村喜廣監督によると、「企画を出した時に『ゾンビのキリスト』だったんですけど、NGが出て神様にしたら、なんか聞いたことがあるフレーズになった」と釈明。
鳥居は、その曲について、「『トイレの神様』のような曲でかなり音を混ぜていてわからなくなってて、意外とジーンと来ます」と、名前に惑わされない感動があるとアピールすることも。
本作がオムニバスなことに「『世界の車窓から』の枠もらえないかな」と言ってみた鳥居だが、撮影時の話になると、「私は2.5日撮影していた。途中で助監督が飛んでスタッフ足りなくなったよね」と、逃亡があったことを暴露。なんでも西村監督に向かってその助監督がキレたそうだが、鳥居は「メイクのときに自分が美大に通っててというのをずっと言ってきた。こういう人はダメだなと思った」と、擁護。ただし、西村監督ともども頭がハゲていたことから、鳥居は「ハゲにハゲと言っている光景は初めて見ました。いいもの見せてもらいました」と、話し報道陣を爆笑させることとなった。
報道陣からは、ゾンビの魅力を問われ、「謎が多いんですよね。解釈が違うから。太陽でもOKになってるじゃないですか」と真面目に返しつつも、「ハーフタレントとか大物に対してもタメ口をきくのと同じで、自由度高い理想的なことができますよね。私ハーフタレントになろうかな。ハーフタレントの量が(芸能界に)気づいた時に増えてた。こち亀の単行本ぐらい増えてる」と、ゾンビに羨ましげ。
自身とゾンビの共通点を問われると、“ふはい”と言い出し、「私は負けない人当たりで不敗、ゾンビは腐敗」とうまくいったり、“けっこん”と鳥居が結婚しているのに対し、ゾンビが“血痕”とうまい返答も飛んだがこれは反応はいまいち。
さらに、撮影終了後のエピソードとして、鳥居は「ゾンビ化粧を落として帰ったんですけど、家で旦那さんから、ゾンビメイクを落とさないんだと言われました。基本、血行がよくないので、ジムとかに言って血行良くしようかなと思いました」と、少々真面目な声で語っていた。
ほかにも、ゾンビになってほしい人について、鳥居が『アンガールズ』を挙げたり、ブラッド・ピットを挙げるなどハチャメチャぶりはあいかわらずな会見となった。
『ゾンビTV』(ポニーキャニオン)Blu-rayは6349円(税抜)DVDは4232円(税抜)で12月18日より発売開始!