人気グループ『SMAP』の香取慎吾(36)が6日、東京・フジテレビ内で行われたシルク・ドゥ・ソレイユの日本公演最新作『ダイハツ オーヴォ』の記者発表会に登場した。
香取は、シルク初の女性演出家デボラ・コルカー氏から、『オーヴォ』の演目の一つである「ディアボロ」を「やってください」と無茶ぶりされるも、見事な演技でコマを操ったばかりか、団員と空中でコマの受け渡しまで披露。「SMAPをやっていると、どこかで何かしら経験しているんですよ」と余裕の笑顔。コルカー氏から、「ホタルの役で出演してもらいたい」と、絶賛された。
香取は2011年に上演したシルク・ドゥ・ソレイユの『クーザ』で特命大使として、日本公演を盛り上げた功績により、来年2月から開幕する『オーヴォ』の特命大使にシルク・ドゥ・ソレイユから任命された。
黒いシルクハットに薄手の黒い水玉の入った黒のコート、白いドット柄の黒のシャツに黒のパンツというスタイルで登場。「特命大使の香取慎吾です。今日はよろしくお願いいたしまーす。早く見たいです。特命大使に任命されたのにまだ見れてません」と、あいさつ。
シルク・ドゥ・ソレイユのダニエル・ラマール社長から直々に任命されるということでカナダ・モントリオールにある本社を訪れたときの模様が映像で流された。香取は、「OVO Japan Tour Ambassador SHINGO KATORI」と入った「CIRQUE DU SOLEIL」の名刺を社長から直々にいただき感激。
社長の印象について、「気さくな社長さんで、緊張していたんですけど、たくさんお話していただきました。名刺もいただきました」というと、その名刺をステージ上で披露。MCを務めたフジテレビの佐野瑞樹アナウンサーと佐々木恭子アナウンサーに渡すと、ステージを降り、最前列にいたカメラマンに、「いい画を撮ってください」と、ひとりひとりに手渡した。
特命大使として今日が初仕事の香取から、「初出しのスペシャルプレゼントがあります」というと、『オーヴォ』の主役クラスのフォーリナーというクラウン(道化師)をシルク・ドゥ・ソレイユで初めて日本人で演じることになった谷口博教(27)さんを始め、アンツ、ディアボロが登場。
アンツは、働き者の「アリ」たちが、調達したキウイとトウモロコシを足に乗せ、くるくる回したり飛ばしたり、完ぺきなフット・ジャグリングやアイカリアン・ゲームを披露。ディアボロは、一匹の「ホタル」がディアボロ(中国ゴマ)を巧みに操り高速ジャグリングの一部を実演。日本で初披露された。
シルク初の女性演出家デボラ・コルカー氏から、「ディアボロを体験していただきたい」と、無茶ぶりされた香取だったが、見事な演技でコマを操ったばかりか、団員と空中でコマの受け渡しまで披露。「SMAPをやっていると、どこかで何かしら経験しているんですよ」と余裕の笑顔。
コルカー氏は、「さきほど、フォーリナーと申し上げましたが間違いでした。ホタルの役で出演してもらいたい」と、絶賛されると、「ホタル」に向かって、「僕が採用という事は、君はクビだから」と、日本語で言い放ち、悦にいっていた
日本におけるシルク・ドゥ・ソレイユ作品の公演としては12作品目。フジテレビ主催のサーカスアクロバット主体の公演『フジテレビが贈る、夢のスーパーサーカス』シリーズとしては10作品目となる(2013年の『マイケル・ジャクソン ザ・イモータル』、2008年の『ゼット』を除外)。
「オーヴォ」は「たまご」を表すホルトガル語。今回は、どこからか大きな“たまご”を背負ってやってきた青年フォーリナーと、一人ぼっちの少女レディーバグの恋物語を中心に、ビッグトップツアーショー史上、最大のセットを使用する演目や最も美しい空中芸と評される演目など、かつてないスケールと芸術性を融合させた圧巻のアクロバットの数々で、草木の下の生き物たちの世界を描いた初のファンタジー作品。
カラフルで個性的な動きを見せるキュートなキャラクターたちに癒され、純粋で一途な恋の物語に心が温まる。美しく壮大な自然の中で、小さくたくましい「いのち」が生き生きと躍動するその姿は、身近な自然への愛、生きることの喜びを思い出させてくれる。まさに、サーカスを超えたエンターテインメント。
同公演は、2014年2月12日~5月11日まで、東京・台場「お台場ビッグトップ」にて開催予定。その後、大阪、名古屋、福岡、仙台の各地で2015年6月7日まで公演予定。
スペシャル番組『香取慎吾 はじめてのカナダ 美味しい旅 シルク・ドゥ・ソレイユの大社長に会いに行こう!!SP』は、フジテレビ系で12月7日(土)の午前10時45分~放送予定。