「劇場版まどかマギカ」初日迎えメインキャスト7人登壇！新たな結末へ

　アニメーション『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語』（総監督：新房昭之／配給：ワーナー・ブラザース映画）初日舞台あいさつが26日、東京・新宿バルト9で開かれ鹿目まどか役・悠木碧、暁美ほむら役・斎藤千和、巴マミ役・水橋かおり、美樹さやか役・喜多村英梨、佐倉杏子役・野中藍、キュゥべえ役・加藤英美里、百江なぎさ役・阿澄佳奈が登壇した。

　2011年にオリジナルテレビアニメとして放送され、社会現象を引き起こした『魔法少女まどか☆マギカ』。劇場で公開された［前編］[後編]を引き継ぎ、鹿目まどかが魔法少女たちの絶望を救った後の世界が描かれる新作。まどかの親友だった暁美ほむらへ視点を移し、まどかを求めて進んでいくものとなり、新たな結末を迎えるということで話題となっている。

　上映前にキャストらが登壇。悠木は、「テレビシリーズを観ていただいて分かると思いますが、前半幸せだった人が後編で不幸になるということがあります。でもそんなかで、本作ではもっともヒロインらしいまどかになっていると思います」と、出来について語る。

　アフレコの様子については、悠木は「作品の前半しか知らされてない組と、後半まで知らされてない組に分かれてました」と、明かすと、斎藤は「私は後半のこと知らない組でした（笑）ですので後半をもらった時に『おおぅ！？』となってた」とビックリしたのだとか。

　さらに、斎藤演じるほむらの視点となっていることには、「まどかがキラキラしててねぇ。ほむらがまどかのことを思っているのが描かれているので、キラキラしてた」と、楽しげに振り返ると、悠木も「幸せそうで何よりと思った。観ていてとても綺麗だった」と、斎藤へほほ笑む姿を見せた。

　ほかにも、水橋が台本をもらったときのことを、「テレビシリーズの台本をもらったときに、虚淵玄さんもいい意味で丸くなったと思います」と話したり、喜多村がさやかのことを「カジュアルなキャラクターで、1つ大きなキーパーソンで掘り下げています。もう残念なんて言わせない！」と、叫んだりと愛着の強い様子を見せることも。

　加藤も「キュゥべえはキュゥべえだなと。相変わらずだなと。キュゥべえって動きがとってもかわいいじゃないですか。新編でもカワイイ動きをしていると思います。キュゥべえファンにはたまらないと思います。あのサイズ感がいいなと思って」と、アピールするなどしていた。

　一方、本作から参加の阿澄は、参加する前までのことを、「作品が外から大きくなっていくさまを傍観していたんです」と話しつつ、「出演が決まったときは、あの『まどマギ』という感じでした。すごいことになっているんだなという感じです。キャスト同士でいろいろと共通点の多い作品にに出ていたので、阿澄さん出ないのと言われることもあったんです（苦笑）気になっていた作品ですけど、出演する側になると思ってませんでした」と、しみじみと話し、「オープニングに泣きそうになりました」と、その出来をバッチリPRしていた。

　最後に水橋から「いい意味でこの作品は未完成です。私達キャストとスタッフと作ってきましたが、最後のパーツはお客さん自身が埋めると思って頂ければ。それがこの作品の最後のピースと思って楽しんで頂ければと思っています」と言うと、斎藤は、「あらためて何か言おうかと思うと何もなくて、ここに登壇しているキャスト全員がこの映画の中に置いてきています。命を削って、魂を削っているので見届けていただきたいと思います。私にとって大切な作品なので、ほむらを演じるに当たって中途半端なことは一切していません」と、本作にかけた情熱を。

　そして、悠木は「まどか役としてこんなに素晴らしい先輩の中の中心に立たせて頂いているのは本当にドキドキするんです。けれど、みなさんの応援と温かいキャスト・スタッフのみなさんに囲まれ、ついに3本目まで。いろんなまどかを演じる機会がありましたが、本編の続編としてできるというので本当に愛されているんだなと。声優の仕事って、演じている時間は1日とか半日になっちゃいますけど、でも、そのなかで、キャラクターと一緒に死んだり生きたり、大切なものを失ったり、喜んだりを詰め込めるかなと思っているんです。私達がその短い時間の中で込めた彼女たちの一生をみなさんと一緒に味わって頂ければそれはとっても嬉しいなと思っています」と、スピーチし、場内に握手があふれるなか、終了となった。

　アニメーション『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ ［新編］叛逆の物語』は26日より全国ロードショー！