若手俳優集団『D2』の近江陽一郎(24)が27日、都内でDVD-BOX『おとりよせ王子 飯田好実』(ポニーキャニオン)発売記念イベント開催を前に、報道陣向けに囲み会見を開いた。
『月刊コミックゼノン』にて好評連載中の高瀬志帆による同名コミックを実写ドラマ化。全国から取り寄せた美味しいものを食べることを何より楽しみにしている20代のシステムエンジニアの主人公でグルメ男子・飯田好実の日常を描いた作品で今年4月から放送された。劇中に出てくる商品は実在のもので、飯田と同じものを“おとりよせ”して楽しむこともできるドラマだ。
連ドラ初主演となる近江は、「4月に放送されて、昨日も名古屋で2回イベントをさせていただいたりして、きょうも2回イベントあって、主演スゲーなというのが感想です」と、広く長く前にファンの前に立てる機会があることで実感したそう。
続けて、「撮影のときは主演ってどうあがいても目立ちますよね。目立つの大好きなので、撮影の時からすごく楽しくて、終わってからもこうやって目立たせていただいているので主演っていいなと」と、笑みを見せた。
共演者には『ドランクドラゴン』の塚地武雅(42)や女優・青山倫子(34)などが名を連ねているが、「お姉ちゃん役の青山倫子さんが、僕が撮影スケジュールがハードで、寝る時間がなかったので、ちょっと隅のほうで疲れて寝てた時に、『私のすごい癒される人形これ抱いてていいよ』と結構使い古されたくまさんの人形を渡してくれた。お姉ちゃんだなと思って」と、ほんわかエピソードもあったのだとか。
一方の塚地とは、「カレーの回で、カレーがすごく食べたいのにどこも売り切れてて、そのとき塚地さんがカレーまんを食べているのを見るということがあって、むちゃむちゃおいしそうに食べてました。その時、なんてこの人は嫌な人なんだろうと思えるくらいでしたので、演技がやりやすかったです」と、その技量に見入ったそうで、「塚地さんが上司の役でよかった。お芝居の歴も深いので、安心して飛び込んでいけてた。最終話は上司に対して一歩踏み出しますが、アドリブが多くて、今だから言えますけど塚地さんが相手だったからできるという感じでした」と、尊敬の眼差しを寄せていたそうだ。
本作用のスペシャルイベントとして、抽選で当たった人の自宅に近江が訪れるという企画も実施したといい、「女性の一人暮らしの方だったんですけど、この部屋には父親も入ったことがない、男性は1人も入ったことがないと言われて、本当に僕が入っていいのかなと(苦笑)やったことがない企画だったので、やれてよかったのかな」と、触れ合った思い出も。
さらに、近江の趣味という妄想を使った「あーん会」を実施した話や、ハロウィンにちなみ、カップルで洋服を買いに行きどっちも買いたいものが違って、言い合いになったという設定で「最後は『こっちの服の方がいいよ。だってお前は俺のもんだろ?』という妄想をしてみました」と、妄想大爆発させつつはにかんでいた。
全10話のドラマを通して、異性にプレゼントするならオススメの品物を挙げてもらうと、「カチョカバロチーズというのがあって、焼いてもおいしいし、そのまま食べてもおいしいです。世の男性は贈ってみたらいかがでしょうか」と、アピール。
『D2』メンバーからも「この出演をきっかけに王子と呼んでくれます」と反響があったという本作だが、実は、台湾や韓国、フランスから問い合わせが来ているそうで、これに合わせて近江も「東京五輪が決まった時の滝川クリステルさんのスピーチで『お・も・て・な・し』というのがありましたが、僕も『お・と・り・よ・せ』文化を世界に発信していければ」と、前を向いていた。
DVD-BOX『おとりよせ王子 飯田好実』は4枚組で1万3650円(税込)で好評発売中!
■作品情報
○キャスト
近江陽一郎、青山倫子、虻川美穂子、伊藤修子、本多力/山下リオ、塚地武雅
○スタッフ
原作:「おとりよせ王子 飯田好実」高瀬志帆(月刊コミックゼノン/ノース・スターズ・ピクチャーズ刊)
監督:筧昌也、松岡達矢、水波圭太
脚本:大歳倫弘(ヨーロッパ企画) 酒井善史(ヨーロッパ企画) 高橋幹子 音楽:野崎美波
主題歌:『君の願い 君の思い』ノックチャック(ユニバーサル J)
プロデューサー:片桐千秋 棚橋裕之 佐治幸宏 福原直樹 中澤淳二
アソシエイトプロデューサー:石川真吾 ラインプロデューサー:野村邦彦
企画協力:神崎雅暢・秋山浩 宮下幹浩 篠田朋美
策画師:下門照由幸
撮影:深谷敦彦
美術:井上心平
録音:甲斐田哲也
編集:鈴木真一
CG:本田貴雄
音響効果:樋口謙
スタイリスト:工藤唯
ヘアメイク:高桑里圭
フードコーディネーター:柚木さとみ
「おとりよせ王子 飯田好実」製作委員会:メ~テレ(名古屋テレビ)/ポニーキャニオン/ひかりTV/tvk(テレビ神奈川)