映画『ヌイグルマーZ』(監督:井口昇/配給:キングレコード、ティ・ジョイ)舞台あいさつが26日、東京・高円寺の座・高円寺2で開催され女優・武田梨奈(22)、高木古都(23)、市道真央(21)、井口監督が登壇した。
大槻ケンヂが生み出した、切ないヒーローの心情を描いた名曲『戦え!ヌイグルマー』を中川翔子主演で高円寺を舞台に映像化。監督は2011年の『電人ザボーガー』で『日本オタク大賞2011』を受賞するなど、日本の特撮ファンの注目の的の井口監督。アクション監督には平成仮面ライダーシリーズのアクション監督を務めその名を轟かせている宮崎剛氏。『エヴァンゲリヲン』シリーズに参加する、鶴巻和哉氏とコヤマシゲト氏がスーツデザインをするなど、スタッフ・キャストともに超豪華なコラボレーションとなる。
広く情報の拡散を狙うため、観客も写真を撮っていいという自由な環境のなか、それぞれ劇中衣装で女性キャストが登壇。本作を作ろうとしてコンセプトについて井口監督は、「大槻ケンヂさんに井口さんに『映画化してほしいんです』と言われてまさか実現して、大槻さんゆかりの座高円寺産でやれるというので嬉しいです」と、感慨深げ。
愛する人を守るためヌイグルミとなって高円寺でゾンビたちと戦うという今までにないアクション作品だが、主演の中川については、「映画初主演ですね。前も一緒に仕事をしたことがあったんですが、そのときも映画をやりたかったんですけど、ついにこういう形で実現して、きょうもすごく来たがってました」と代弁する井口監督。
イベントでは作りたてホヤホヤという約10分間のメイキング映像を生オーディオコメンタリーで公開。VTR上で中川は撮影が進んでいくごとに、「嬉しい」「あの日辞めなくてよかった」「生きた証です」「一番人生でカッコ良かった瞬間です」と本音を漏らしているのが印象的なものとなり、日本映画史上最高の109体のゾンビが出演し、“阿波おどり”する様子などもコミカルに描かれた。
それを眺めた後、井口監督は「全編熱い!ずっと何かが起こっている映画です。まだ内緒ネタが多いんです。解禁できないことも多い。ヌイグルミも大物の方がやっている。可愛くよりカッコよくという感じで見せ場です。女優さんが体を張ってます。みんな吹き替えなしでアクションをやってくれてます」と、アピール。
最後に井口監督から、「女の子にたくさん観てほしい。ドジな女の子が頑張って街を守っていく姿を落ち込むことが多い方に観ていただきたい」と、願いを込めていた。
ほか、イベントでは中川の変身後となるヌイグルマースーツを武田が着用してゾンビたちとの殺陣を繰り広げたり、杉並区のキャラクターのなみすけが登場するなど、仕掛けと熱気あふれるものとなった。
映画『ヌイグルマーZ』は2014年1月25日より公開予定!