人気声優・高山みなみと佐久間レイ、シンガーソングライターの白鳥英美子が16日、東京・松屋銀座8階で『MOOMIN!ムーミン展』オープニングイベントに参加した。
日本でも人気の『ムーミン』原作者トーベ・ヤンソンの生誕100周年を記念しての展覧会。タンペレ市立美術館・ムーミン谷博物館が所蔵するムーミンの挿絵原画やスケッチ、習作など日本初公開の約150点を含む約200点のオリジナル原画やムーミン立像、ムーミン谷のジオラマなどが楽しめるものとなる。高山は1990年から91年にかけて放送されたアニメ『楽しいムーミン一家』でムーミンを、佐久間はミイの声を担当し、楽曲やナレーションを務めた白鳥は、本展覧会の音声ガイドの声を入れている。
開場前にひと足先に展覧会を楽しんだ3人。ジオラマを前にはしゃぐ様子を見せつつ、報道陣にキャラクターになりきってあいさつしてくれるというサービスも。
高山は本展覧会へ「見ていただいたら分かると思うんですが、これだけいろいろなものがあるということは、みなさんに愛されているというのを感じました。隅から隅まで見逃すことなく楽しんでいただきたいですし、1日いても楽しめると思います」と、興奮気味で、「ジオラマの出来がいいので、ぜひ、全員のキャラクターを見つけて貰えれば」と、楽しむポイントを。
佐久間は、「モノクロだけど、逆に鮮やかに感じます。モノクロだからこそと感じています」と、感想を口にし、「作品は随分前ですが、それ以降も収録でそのときのメンバーと会うことがあって、まだ続いているような気がしています。私達にとっては宝物のような作品です」と、作品への思い入れを語った。
報道陣から劇中での好きなエピソードを問われると高山は「地球最後の竜の話が印象に残ってまして、スナフキンの肩には乗ってくれるんだけど、自分の肩には乗ってくれなくて、『僕には肩がないからな』というセリフが、いまでも一番覚えてます。そうだよな、肩ないよなと思いました」と、笑いながら振り返る。
一方の佐久間は、「冬眠の回で、白鳥さんのナレーションでほとんど終わる話数があって、起承転結がなくて、最後も『眠っています』で終わるような、とくに何もないすごさがありました」といい、白鳥は「一番最初のナレーションですね。優しい言葉で進めていくムーミンの世界にスッと入れて、やれて幸せでした。音楽でかかわれてということでも、私の人生の中では素敵な体験でした」と、喜びを語った。
ちなみに、10年以上の年数を経ているものの3人とも久しぶりな感じはしないそうで、その理由について、高山は、「いつも自分の身の回りにもありますし、ご飯茶碗がムーミンなので、それだけ生活の中にあふれているので」というと、佐久間も「マグカップを使っていて、本当に時を感じていないんです」と、ムーミン愛を見せていた。
『MOOMIN!ムーミン展』は16日より5月6日まで松屋銀座8階展示場にて!また、本展以降、2015年5月まで大阪、広島、名古屋、札幌など全国9都市を巡回予定!
※展覧会の模様などはコチラ!
■『MOOMIN!ムーミン展』詳細
会期:2014年4月16日~5月6日
時間:午前10時~午後8時(最終日は午後5時まで)入場は閉場30分前まで
会場:松屋銀座8階イベントスクエア
主催:MOOMIN! ムーミン展実行委員会
公演:フィンランド大使館
協力:タンペレ市立美術館・ムーミン谷博物館、フィンエアー、フィンエアーカーゴ、タトル・モリ エイジェンシー、講談社、谷口千代
企画制作:東映
入場料:一般1000円、高大生700円、中学生500円
問合わせ:松屋銀座 03-3567-1211(大代表)
展覧会HP:http://www.matsuya.com/moomin/