「まどか☆マギカ [新編]」25日深夜公開でバルト9に700人！悠木碧「大どんでん返しのビックリ箱」

　声優・悠木碧が25日深夜、東京・新宿バルト9でアニメーション『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語』（総監督：新房昭之／配給：ワーナー・ブラザース映画）最速上映イベントに登場し、MCはニッポン放送・吉田尚記アナウンサーが務めた。

　2011年にオリジナルテレビアニメとして放送され、社会現象をも引き起こした『魔法少女まどか☆マギカ』。［前編］[後編]を引き継ぎ、鹿目まどかが魔法少女たちの絶望を救った後の世界が描かれる新作映画。その親友だった暁美ほむら（cv：斎藤千和）がまどかを求めて進むものとなり、新たな結末を迎えるということで注目が集まっている。

　台風が日本列島へ近づくなか雨脚が強まり『ワルプルギスの夜』かのごとき天候の中の開催となったが、劇場内は、1番乗りで本作を観たいと願うファンやグッズを求めるファン約700人であふれ返り、深夜にもかかわらず約20社の媒体が集まるなど、期待度の高さを伺わせることに。

　午後11時すぎに始まったあいさつだが、元気いっぱいの様子で現れた悠木は「サプライズで来たら怒るかなと思っていたら優しく迎えて頂きました」とニッコリ。それでも、「知ってるから喋りたい。意味わかんないテンションです。喋りたいけど喋れないんです！」と、ネタバレなしで話すもどかしさを表現することに。

　続けて、「今回はストーリーテラーがほむらちゃんになりつつ、どれより『まどか☆マギカ』です。ほむらちゃんで同じ目線で見ていたらメチャクチャいい作品ですよ！大どんでん返しに大どんでん返しを重ねたビックリ箱だと思います」と、そわそわしながらアピール。

　台本をもらったときのことについて、「アフレコの前日だったんです」という裏話も披露しつつ、「ト書きを読んでお芝居の方を膨らませて、色をつけていくんですけど、いろんなプロの想像が詰まっていて、これが、天才が作る絵かと思いました」と、衝撃を受けたそう。しかし、外に向かって話すことができないため、キャスト陣とだけ盛り上がったそうで、「スタジオでしか話ができなくて、どうなるのって盛り上がって」という様子を生き生きと語った。

　さらに、「（脚本の）虚淵玄さんに『ぶっちゃけ、まどか出てくるんですか』というのを出すの難しかったです」とも振り返り笑いを誘うと、「スタッフ・キャストから、各キャラ愛されています。私は佐倉杏子が好きと言ってますけど、ゆうてもほむらちゃんの旦那のような気持ちになってるんです！」と告白し、場内が沸き返る。「水橋かおりさんなんかは、いつもグッズを箱買いしていて、かぶっちゃったやつを私にくれるんですよ。あとは喜多村英梨さんは絵をいっぱい描いていたりして」と続けて、その『まどか☆マギカ』愛を語っていた。

　そして、「変な話が本気でアニメにハマることができる自分が声優をやれてよかったと思っています。みなさん私が死んでも語り継いで言ってください。みなさんの幸せそうな顔を見ていたらもういいかなと思うくらいです。でも、あしたの初日舞台あいさつ頑張ります！」と、26日の舞台あいさつをアピールしトークは終了。

　最後に、午前0時前になると、悠木から「私もこの瞬間を待っていたんですよ！」と待ってましたとばかりに、カウントダウンが開始され、最後の秒数を言い切った悠木がその場でぴょんと飛び跳ね、割れんばかりの拍手が場内を覆う中、ついに本作がアンベールされた。

　アニメーション『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ ［新編］叛逆の物語』は本日より全国ロードショー！