女優・堀北真希（25）が2014年2月26日から赤坂ACTシアターで上演される舞台『9days Queen～九日間の女王～』（演出：白井晃）を主演することが25日、発表された。
エリザベス一世が即位する5年前の1553年に在位期間がわずか9日間だった『9daysQueen』と呼ばれるイギリス女王のジェーン・グレイの生涯が描かれた作品。グレイはプラトンの哲学書をギリシャ語で読み、聖書をラテン語で読むほどの才媛かつ美貌の持ち主だったが、家族の策略で政略結婚させられてしまい、義父によって女王に祭り上げられる。そしてあっと、いう間に権力闘争と宗教対立に巻き込まれ、16歳の若さで断頭台に立たされその人生に幕を下ろすという、時代と運命に翻弄された人物。
堀北は、赤坂ACTシアターでは2009年の『ジャンヌ・ダルク』から3年ぶりの上演となるが、「初めての舞台、『ジャンヌ・ダルク』。白井さんの指導のもと、素晴らしい時間が過ごせました。 今回もより多くのことを学ばせてもらいたいと思います。運命に翻弄されるジェーン。彼女を通じて何をみなさんに伝えられるか稽古を通してじっくり考えたいと思います。深く心に染み渡る作品になるよう頑張ります」と、いまからグレイを練り上げていく様子を見せている。
また、演出の白井氏は、堀北を起用したことに、「この作品は堀北さんあっての作品です。前回一緒に作らせて頂いた『ジャンヌ・ダルク』では、フランス軍を動かす意志の強い少女の役でしたが、今回は、運命に翻弄される少女の話。前回とは全く違うアプローチが必要だと思います。それ故に、堀北さんの新しい側面が観られると思います」と、期待を寄せている。
