広告批評の先駆けで、切れ味鋭い社会時評でも知られたコラムニストの天野祐吉さんが、20日午前10時38分、間質性肺炎のため東京都目黒区の病院で亡くなった。80歳だった。
天野さんは出版社や広告代理店勤務を経て、マドラ出版を設立。1979年に雑誌『広告批評』を創刊し、編集長となり、幅広い読者を獲得した。編集長退任後は、新聞や雑誌のコラム執筆やテレビのコメンテーターとしても活躍し、ユーモラスな辛口批評で親しまれた。
22日付の日刊スポーツ、スポーツニッポン、デイリースポーツ、スポーツ報知、サンケイスポーツ、東京中日スポーツ各紙が報じており、本人の希望で葬儀・告別式は行わない。