女子フィギュアスケートの浅田真央選手（23）が20日より全国で放送されているロッテ『ガーナミルクチョコレート』新CM『メッセージリボン』篇に出演している。
CMは、誰もいないスケート場が舞台。浅田選手が1人、黙々と練習し、白銀のリンクの上をなめらかに滑っていく。aikoの楽曲『君の隣』が流れるなか、そのリンクからガーナのパッケージと真っ赤なリボンが広がっていき、軽やかにステップを踏みながら滑り続ける浅田選手の横に応援メッセージの書かれた赤いリボンが幾重にも広がり、まるで浅田選手の背中を押すかのように表現されるというもの。そのリボンには浅田選手のスケーティング同様に滑らかなチョコレートの動きに合わせて大きなハートが描かれ『みんなの応援』と『口どけなめらかなガーナのおいしさ』という浅田選手の元気の源2つが真っ赤なリボンで象徴的に表現されながらガーナミルクチョコレートを浅田選手が口にし、再び笑顔で練習に臨むというもの。
撮影は7月下旬。鮮やかな真っ赤な色の衣装を身にまとい、リンクに現れた 浅田選手。早々になじみのスタッフを見つけ、リラックスムードで撮影に臨んでいたという。念入りな打ち合わせ中、浅田選手からは「試合だと仮定した場合、ジャッジ（審判団）がどこにいると考えて滑ればいいですか？」と、プロの目線からの質問がなされることも。カメラとジャッジの位置や角度をなるべく合わせたいという理由があったそうで、この的確な問いに監督以下、周囲のスタッフがそろって「なるほど！」と、感嘆の声が漏れた。
撮影が進むにつれて「手のフリをつけてもいいですか？」「このタイミングで回ったりしなくていいですか？」などと監督に対して自分から演技にプラスアルファする提案をするなど、どんどんと自分のリズムで撮影に臨んでいたそうで、そのおかげか、撮影の合間に自らモニターを確認すると、満足のいく出来だったのか「おっ、いいねぇ」と、笑みも漏れる。
終盤には、止まり方、腕の広げ方など綿密な指示の後に監督からは「今までの笑顔が100点だとしたら、2000点くらいの一番の笑顔でお願いします」との指示が入り、思わず浅田選手も「2000ですか？（笑）」と聞き返すことも。
また、スピンを演じるシーンでは「回っている間もまばたき無しでお願いします！」と監督から指示が入ったが、「スピン時にまばたきしちゃいけないなんて初めていわれました（笑）」と思わず浅田選手もびっくり。しかし、いざ始まると浅田選手は難なくこれを演じ切る様子も見せていた。
終了後のインタビューでは、撮影について、「スタジオで撮影をするよりもスケートリンクで撮影するほうが動きやすいのでスムーズに撮影できたと思います」と振り返る。ほかにも、大会でファンからの声援について問われ、「たくさん声援や拍手・お手紙などをいただくと『応援していただいているな』と感じます。ちゃんとみなさんのキモチは届いていますね」と、原動力になっているそう。
今シーズンの目標や意気込みへ、浅田選手は「『最高の演技をする』です。オリンピックで最高の演技をすることが一番の目標ですが、ひとつひとつの試合で、自分の最高の演技ができるように頑張りたいと思います」と、メッセージを寄せていた。」
