女優・長澤まさみ(26)と俳優・岡田将生(24)が17日、東京・六本木ヒルズアリーナで開催された『第26回東京国際映画祭』(TIFF26)グリーンカーペットに10月26日公開の主演作品『潔く柔くきよくやわく』(監督:新城毅彦/配給:東宝)を引っさげ登場した。
高校1年生のときに幼なじみのハルタ(高良健吾)を交通事故で失ってしまったカンナ(長澤)は恋ができなくなってしまう。大人になったカンナは映画宣伝会社に勤めるようになり、ある日、出版社で働く赤沢禄(岡田)と出会う。人の心に踏み込んでくる禄に反発しながらも禄も過去につらい傷を持ち次第に惹かれ合う2人だったが…。漫画家・いくえみ綾氏の日々の恋愛模様を描いたオムニバス作品で、原作では最終章に当たる『カンナ編』を映画化したもの。
長澤はピンクのひざ上15センチはあろうかというミニのドレスで美脚を見せながらグリーンカーペットを闊歩することに。
終了後に、カンナについて長澤は、「自分の本当の思いを胸にしまい込んでいる人で、平然と日々を過ごしている人。人からすると、なんでそんなこと平然できるんだろうという孤高の人です」といい、「心の奥に何かがあると感じさせる人の表情が難しかったなと思います」と、演じてみての感想を。
原作好きという長澤だが、全体を通してみては、「ラブストーリーでキュンキュンするような少女漫画の良さというものもありながら、人とのつながりというもののなかでの成長というのが見どころの1つになっているのかなと思っています」と、メッセージを送った。
一方の岡田は、役づくりに時間をかけたといい、「過去のシーンは山で撮っていて、時間をかけていて、自分も気持ちを作って現場に臨めたんじゃないかなと思います」と、手応えを見せつつ、「大人のラブストーリーになっているので、若い方にはもちろん、30代、40代の方にも観てもらってもいいんじゃないかなと思っています」と、アピール。
新城監督も、本作へ「ラブストーリーを通して人とのつながりだったりとかの大事さを伝えられるかなと思っています」と、思いを込めていた。
映画『潔く 柔く きよくやわく』は10月26日より公開!