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“鬼平”中村吉右衛門 味覚障害を告白!“味気ない”を実感

 歌舞伎俳優・中村吉右衛門(69)が10日、東京・東京会館で行われた『国立劇場12月歌舞伎公演“知られざる忠臣蔵”』記者会見に出席した。

 吉右衛門は現在、東京・銀座の歌舞伎座で『芸術祭十月大歌舞伎』に出演中。11月は同所で、12月は国立劇場に出演予定という。

 11日付のデイリースポーツ、東京中日スポーツ、スポーツニッポン、スポーツニッポン、日刊スポーツ各紙が報じており、会見後自身の口から味覚障害の状態であることを告白し出し、「今まで嫌いだったものが食べられるようになり、好きなものが食べられなくなった。自分のツバも苦い。痛くて飲み込めなかった」と、振り返る。

 甘さの感覚は残ったため、甘いものや点滴で栄養補給しながら舞台出演を続けてきたそうだが、血液検査は正常だったとのことで、原因については「疲れもあったかもしれない」と、指摘されたという。

 人気時代劇『鬼平犯科帳』でもよくものを食べる設定である長谷川平蔵を演じるが、大好物のウナギやソバ、天ぷらなどは「いつ食べられるか…」という状態だそうで、「もしウナギがまずかったら、生きる希望がなくなってしまう。今回は“味気ない”という言葉を本当に実感した」と、弱音も吐いていたという。

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