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前田五郎 敗訴が確定…中田カウス脅迫事件

 吉本興業所属の漫才師・中田カウス(64)宅に脅迫文が郵送された事件で、「犯人扱いされ仕事を奪われた」として、漫才師・前田五郎(71)が同社などに約1億2000万円の損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷は24日までに前田の上告を退ける決定をした。

 これにより請求を棄却した一、二審判決が確定し、決定は19日付。一審の大阪地裁は、前田が犯人だとする報道などで周囲が混乱する可能性を吉本側が事前に伝え、前田も休養に同意したと認定した。これを二審大阪高裁も支持し、一、二審判決によると、脅迫文が届いた翌月の2009年5月、筆跡鑑定で脅迫文と前田の筆跡に類似性があるとの結果が出て、吉本側は前田に休養を提案。タレント活動休止を発表した。

 25日付のスポーツニッポン、デイリースポーツ、東京中日スポーツ各紙が報じており、前田は同9月にマネジメント契約も解除している。

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