若手俳優集団『D－BOYS』で俳優・瀬戸康史（25）が30日、都内劇場で映画『貞子3D2』（監督：英勉／配給：角川書店）初日舞台あいさつに、女優・瀧本美織（21）、山本裕典（25）、田山涼成（62）、子役の平澤宏々路（ひらさわ・こころ）、英監督、貞子、原作者の作家・鈴木光司氏（56）とともに登壇した。
昨年、興行収入15億円の大ヒットを記録した『貞子3D』の第2弾。謎の大量死を引き起こした『呪いの動画』事件から5年後が舞台で、安藤孝則（瀬戸）と鮎川茜の間には一人娘・凪が生まれていた。出産後に茜は死亡し、孝則は妹の楓子（瀧本）に凪を預け、娘との距離を取った頃、『呪いの動画』による死亡事件が再び頻発する。楓子はその死が必ず凪の周りで起こっていることに気づき、自ら5年前の事件を探り、当時の首謀者で死刑囚の柏田清司（山本）に面会するのだが…。
スーツ姿でピシっとキメて登場した瀬戸。前作から引き続き孝則を演じているが、「前作をファンの方に楽しんでもらえてということで、感謝の気持ちでいっぱいです」と、本作への出演に喜びを。
役どころとしては、「パソコンで2D、3D、スマ4Dも観て、孝則という役にも愛着がありますし、観ていただいたので分かると思いますが、ちょっと重い役というかいろいろ考え込んでいる役なんです。でも、前作よりも物語がしっかりしていて、前作より恐い貞子が観れると思います」と、思いを込めてアピールも。
劇中では瀬戸と平澤は劇中父娘関係として登場しているが、瀬戸は、「あんまり今回父親らしいことをしてなくて、前作とギャップのある役だったりしますので、そう思って演じたのと、いろんなものを抱え込んじゃっているので、芝居として悲しい顔とかツライ顔を分かりやすくやるのではなく、毛穴からオーラみたいなものをにじませるつもりでやりました」と、演技について力説。しかし、瀧本から「毛穴からオーラは見えませんでした」と、ぶっちゃけられ場内からは笑いが起こりつつ、「けど、画面からは伝わってることありますよ」と、フォローをされていた。
凪を演じた平澤は「腕にアザがないか確認してくださいね」と、キュートな笑みを見せたが、これには貞子もアワアワと手をさせながら見守る一幕も。そこで、瀬戸が平澤へ「貞子怖かった？」などと気遣いの声をかけていたが、MCから「瀬戸さんは優しかった？」と質問があると、平澤「優しかったです」と、即答する。
そこで、瀬戸は平澤のことについて、「現場では父親らしいことをしていなかったのでなついてくんなかったんです。それを完成披露試写会でお手紙をもらいまして、『本当は大、大、大、大好きです』と書いてあって」と、ほのぼのエピソードを明かし、「めちゃめちゃ嬉しかったです。ありがとね」と、爽やかな笑みを見せると、瀬戸のファンは黄色い歓声でメロメロになっていた。
終盤には、本作に合わせて現実世界で思う恐いことについてMCから質問がされると、瀬戸は「前作の『貞子3D』が終わり、霊感があるから恐いことが起こり、風邪を引いたり、監督が財布を落としたり、そういうちょっとしたことが起こるのは恐いなと思います」と、震える様子も見せていた。
映画『貞子3D2』は角川シネマ新宿ほか、全国ロードショーで、3D／スマ4D同時上映！
