女優・未来穂香（みき・ほのか、16）が24日、東京・シネマート新宿で映画『江ノ島プリズム』（監督：吉田康弘／配給：配給：ビデオプランニング）大ヒット舞台あいさつに俳優・大津尋葵（おおつ・ひろき、26）、ばしゃーん雅之、北川絢椛（きたがわ・あやか）、吉田監督とともに登場した。
江ノ島を舞台とした作品で3人の男女の友情が描かれるファンタジーありの青春ラブストーリー作品。特撮ドラマ『仮面ライダーフォーゼ』や現在放送中の朝の連続テレビ小説『あまちゃん』などに出演する人気俳優・福士蒼汰（20）が修太を、女優・本田翼（21）がヒロインのミチルを演じた。
舞台あいさつが始まった直後に舞台上にジャージ姿の3人組が奇声を発しながら乱入することに！これは劇中でカルト研究部に所属したという設定の大津、ばしゃーん、北川によるパフォーマンス。未来は「初めまして、私今日子です」と、映画のワンシーンのような声がけでこれを止めていた。
影のヒロインともいうべき時間にしばられるというタイムプリズナーの今日子という役どころを演じた未来だが、「外見からも役設定で入ったんです。現代っぽい身振り手振りが出ちゃわないようにしゃべって、昭和の女の子のように落ち着きながらしゃべるっていうのを一番、気をつけながら演じました。おとなしいというイメージでやりました」と、難しいものだったという。
撮影を振り返り、「福士くんとコミカルなやりとりなんかは女の子として、男の子の裸なんか見たことがないという感じでやってもらうようにして、テレたりとか可愛くやってもらってメリハリをつけてくれたなと思います」と言う吉田監督は、未来のキャスティングについても触れ、「くりっとしたおめめが非常に印象的な感じで、福士くんとのツーショットが面白いと考えた時に、すごく面白いものになるんじゃないかなと思って選んでます」と、狙いも明かすことに。
これに未来は、「役が決まって嬉しい半面、これは徹底的にやらないと覚悟が必要な役だなと思いました」と、悲壮感のようなものもあったそうで、「現代でも使わないセリフを言ったり、難しい単語単語にろれつが回らなくなったり、知的な女の子なので、何でも知ってる。図書館の本を2回読んでいるとかというのを意識ながらやってましたね」と、苦難があったそうだ。
難しかったシーンについては、ラスト周辺の山場の部分だそうで、「感情を表に出すシーンだった。その前まで落ち着いて昭和の女の子というイメージだったんですけど、そこだけ感情が出てきちゃって、ずーっとテンポだったりに気をつけようとやっていたんですが、そこだけはどうすればちゃんと伝わるかなというのを考えるのが難しかった」と、未来の見どころにもなるそうだ。
また、意外なことに、ほとんど福士の役としかやりとりがないため、「現場のときにお話していたんですけど、オカ研の雰囲気、楽しそうでいいですね」と、少し寂しげな様子を見せ、学校のシーンでの撮影が多かったことから、「1回も江ノ島に行けてないんです。修太くんしか絡みがなかったので、誰も話す人がいなくて、待ち時間は1人でぽつんとしてました」と、実情を明かすと、吉田監督から「それも役作りじゃないかな」と、はぐらかされたような感じになっていた。
映画『江ノ島プリズム』は絶賛公開中！
