アイドルグループ『AKB48』が21日に発売する32枚目のシングル『恋するフォーチュンクッキー』のファンバージョンのMVが世界14ヶ国で制作され話題となっている。
これまで同MVはメンバーバージョンのもの（再生回数71万回）やスタッフバージョンのもの（再生回数304万回）などで話題となっていたが、今回はUSAテキサス在住のファンの呼びかけで、インドネシア、シンガポール、イギリス、スペイン、オーストラリアなど14の国と地域の89人のファンで構成されるという壮大なものとなっている。
制作したのはデヴィッド・リャオ・ジュニアさん（31）。『恋するフォーチュンクッキー FAN ver．』と題し、ネット上で手作りのミュージックビデオ（MV）を公開することに。
この経緯について、ジュニアさんは「2007年に見た『軽蔑していた愛情』のPVを見たことが、AKB48のファンになるきっかけでした。『恋するフォーチュンクッキー』のスタッフバージョンのMVを見た時に“これはたくさんの人が覚えて楽しむのに良い振りつけなんだ！”と気付き、冗談半分でインターネット上のコミュニティーに“いつファンバージョンを作る？”と呼びかけてみました」と、説明。
ファンから映像を募集する投稿を行ったそうで3週間かけて完成したという。「ビデオの制作は、すごく楽しかったです。彼らは笑顔で楽しんで踊っていて、それが最も大切なことだと思いました」と、感想も。さらに、ジュニアさんは、「このビデオは、世界中のファンが協力によって、完成しました。良い作品ができたのは、AKB48のファンの姿が現れているからだと思っています」と、コメントしている。
このことに同曲でセンターを務める『HKT48』の“さしこ”指原莉乃（20、チームH）は「最初聞いたときは、とてもビックリしました。オリジナルのTシャツやパーカーやポスターなど貼ってあって世界中のたくさんの方に応援してもらえてるんだと、あらためて思いました。かわいいダンスをこれからもたくさんの方々に知ってもらって、恋するフォーチュンクッキーが好きになってもらえればと思います」と、メッセージを寄せている。
