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能年玲奈「あまちゃん」続編を直訴!ついにクランクアップ

能年玲奈「あまちゃん」続編を直訴!ついにクランクアップ
カメラマンからの「じぇじぇじぇ」にも応じる能年玲奈

 女優・能年玲奈(20)が1日、東京・NHK放送センターのスタジオで、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』のクランクアップ取材会に出席した。

 最後のカットを取り終え、撮影スタジオで行われたクランクアップセレモニーを見つめているときに、唇をかみ、うっすらと瞳に涙をため、零れ落ちないようにこらえていたが、それ以外は、劇中で魅せる天真爛漫さそのままに、流行語となっている「じぇじぇじぇ」ポーズを何度も取ったり、「待ち望んでいることは『あまちゃん2』のクランクイン!」と、チーフプロデューサーに3度も直訴し、会見場を大いに盛り上げた。

 “あまちゃん”のカッコウで登場した能年は、撮り終えたばかりのラストカットを振り返り、「本当にやっとカットのラストシーンのカットでは、体が熱くて汗びっしょりかいたんですけど、終わってみると、やっぱり長くて、すごい最高な1年だったなぁという感じで胸がいっぱいです。・・・あまちゃんの共演者のみなさま、スタッフのみなさまと作っているのが、本当に楽しかったので、たくさんの人に見ていただいていたのが本当にうれしかった。心臓が熱いです。ありがとうございます」と、一言一言、ゆっくりとかみしめるように丁寧に感想を。

 岩手県久慈市小袖地区の人々が驚いたときに使う漁師言葉“じぇじぇじぇ”が流行語になり、“春子ママ”役の小泉今日子(47)が同ドラマの挿入歌『潮騒のメモリー』を歌うなど、話題が豊富でこれまで平均視聴率20.0%(ビデオリサーチ社関東地区調べ)と好調。

 担当の訓覇(くるべ)圭チーフプロデューサーは、最後のシーンについて、「時は震災後の北三陸です。北三陸の魅力を全国に向かって、アピールする最後のシーンでした。まだ後2ヶ月ありますので、引き続き、あまちゃんを愛していただければと思いします」と、ほんの触りだけ説明。

 能年は、思い出として、「海の中に潜って、ウニを獲るシーンが、最初は大丈夫かなと不安だったんですけど、潜ってみると楽しくて、イカとか魚とかウニもいっぱいで、“じぇじぇじぇ”という感じで、可愛くて素敵な海で印象に残ってます」と、やはり“あまちゃん”な部分が思い出として残っているという。

 ヒロインの天野アキと似ている部分として、「たくさんあります。小学生みたいなところとか、1人で突っ走っちゃう感じとか。凄くリンクするなぁと思ったりもしました。ただ、すごく私よりアキちゃんのほうが、次に自分の中に起きた感情に素直に入っていけて、そのまま真っ直ぐ走って行けちゃうところがカッコいいなぁと。私は引きずっちゃうので、アキちゃんに憧れながら、私もそうなりたいと思いながら、演技させていただきました」と、振り返った。

 宮本信子、小泉今日子、薬師丸ひろ子といった役者としてもアイドルとしても大先輩たちとの共演の感想について

 母親・春子役の小泉今日子については、「本当に、これはスターなんだなと、すごく感じて、現場での見方だったり、現場の全てに気を配っていて、本当にカリスマなんだなぁと。カッコいいなぁと思いました。小泉さんのアイドル時代のことも研究させていただき、古本屋さんで写真集を買いました」。

 アキの祖母・天野夏役の宮本信子については、「これが粋ということなんだなぁ。カッコいいなぁと思って、私はペイペイで自分の感情でグチャグチャになったりすることもあるんですけど、宮本さんは、自分の感情とは別のところに作品がドシッと真ん中にあって、作品に集中する宮本さんを見て、私もシッカリしなきゃと。宮本さんのようになりたいなぁと思いました」。

 アキが憧れる清純派の大女優・鈴鹿ひろ美役の薬師丸ひろ子については、「私の演技指導の先生から、『勉強になる』と薬師丸さんの映画を観させていただいたりしていて、憧れの薬師丸さんと共演できたことがビックリで、ずっと役に入っている集中力を勉強させていただきました」。

 と、それぞれの女優さんたちから、いろいろなことを吸収できたことを感謝した。

 あらためて、今日がラストということでの感想を問われると、「朝、NHKに入ってきた時は、あんまり実感が湧かなくて、終わるなんて思えなかったんですけど、やっぱり、ラストシーンになって緊張してきて、喉がくすぐったいっていうか、喉の奥から心臓までがソワソワして、凄く熱くなって、終わってから、小泉今日子さん、宮本信子さん、薬師丸ひろ子さんら共演者のみなさん、監督、プロデューサー、私が帰っても準備していたスタッフの皆さんに感謝の気持ちを伝えたいという気持ちが湧いてきました。そして、私に演技の基本を教えていただいた先生にも、毎晩、本読みに付き合ってくださって、お礼を言いたいという気持ちです」と、関わった人全員に感謝の気持ちを述べた。

能年玲奈「あまちゃん」続編を直訴!ついにクランクアップ
クランクアップのシーンに、うっすらと涙を浮かべ、唇をかみしめモニターを見つめる

 一番気に入っているセリフは、能年自身も「じぇじぇ」だそうで、「『じぇじぇ』という言葉を耳にすると、1人でニヤニヤしちゃいます。これからも、ココダー!というときには、バンバン使っていきたいなぁと思っています」と、笑顔。

 待ち望んでいることを問われると、「『あまちゃん2』へのクランクインなので、(チーフプロデューサーの)訓覇(くるべ)さんへの応援メッセージをお願いしたいです。よろしくお願いします。へへ」と、となりのプロデューサーを見つめると、「終わったとこだし、編集作業も残っているので、いっぱいいっぱいで・・・」と、いきなりの言葉にタジタジ。

 地元のアイドルから東京でアイドルグループの一員になるが、参考にしたアイドルは『ももいろクローバーZ』だそうで、「小泉今日子さん、薬師丸ひろ子さんのアイドル時代の映像観たりした。『ももいろクローバーZ』さんの百田夏菜子さんの女の子のパワーが、エネルギーがガーンと突き刺さる感じがステキだなぁと思って参考にさせていただきました。小泉今日子さんは写真集を買って、サインをいただいたりとか、薬師丸ひろ子さんの『Wの悲劇』を観て、『Woman“Wの悲劇”より』をカラオケで歌わせていただいたりしました」と、ミーハーな部分も。

 プライベートでやってみたいことを問われると、「やっぱり、ぜひ、『あまちゃん2』へのクランクイン。大好きで特別な作品。共演者の方々とも会いたい」と、サイド、力説すると、プロデューサーが、「プライベートだよ」と言うも、しばし考えて、「やっぱり『あまちゃん2』へのクランクイン以外、何も考えられません」と、キッパリ。

 人気の秘密として、“くどかん”こと宮藤官九郎の脚本も挙げられるが、「台本を始めていただいた時から、読みながら声に出して笑ったりして、明るい楽しいドラマになるだろうなという予感がしていたんですけど、宮藤さんの描く家族が、乱暴に言い合ったりとか、でも、温かいところがすごくステキだなぁと思って、アキちゃんが、おバカで突っ走ってて、それが私がやるってことを考えずに海に飛び込んだり、ウニを獲ったりするところも楽しく読んでいました。いざ、撮影が近づいてくると、私も潜らなくちゃいけないことにハッとして、気づいて、潜水の練習もした。水中の中での“あんべちゃん”(安部小百合=片桐はいり)と海の攻防戦とか無茶なシーンとかもいっぱいあって、猫背のメスのサルと格闘させるなど、意地悪だなぁと思いながら楽しく読ませていただいてました」と、いち読者としても、物語にグイグイと引き込まれていったという。

 「あまちゃん」の放送は9月28日まで。

能年玲奈、続編直訴にCPも「じぇじぇ」!アイドルシーンはももクロの百田夏菜子を参考

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