人気声優・植田佳奈が10日、東京・大井競馬場で行われた重賞レース『ジャパンダートダービー(JpnⅠ)』に、表彰式のプレゼンターとして登場。同レース前には、優勝馬を予想するトークショーも行い、見事、1位と2位を的中させた。
さらに、担当したアニメの声を披露すると、「払い戻し機」の機械的な声ではなく、「吹き替えの声で!関係者に話してみます」と、MCも“萌え”させてしまった。
植田は、全国各地の6競馬場(差が、盛岡、門別、大井、園田、名古屋)で行われる“ダービー”6競走を6月上旬の1週間で集中的に施行する「ダービーウイーク2013」のキャンペーンプロモーションVTR『ブラックジャックによろしく』とコラボした『ダービーウイークによろしく』の赤城看護師役の声を担当。
また、人気対戦型アーケードゲーム『ガンスリンガー ストラトス』(スクウェア・エニックス)のキャラクター「竜胆(りんどう)しづね」役の声の出演をしており、そのゲームとTCK(東京シティ競馬)とのコラボレーションが実現。10日の第10レースで、『ガンスリンガー ストラトス1周年記念』特別記念レースとして行われた。
夏らしく、涼しげな浴衣姿で植田が登場すると、会場からは、「かなさまー」と、競馬場には似つかわしくない歓声が。
声の方向に手を振って、ニッコリ笑った植田は、『ガンスリンガー ストラトス』の「竜胆しづね」について、「見た目は可愛らしいメイドさんなんですが、実は暗殺者。ご主人様を守るために、表では可愛いメイドをしながら、裏ではザックザックと敵を打ち倒すというキャラクターです」と、笑顔で説明。自身も「2面性ありますけどね」と、いたずらっぽく笑う。
MCから、「アニメの声は作りこみますか?」と問われると、「キャラクターによりますね。アニメーションや年齢が幼いと作りこみますが、最近は、『そのままで行ってください』と言われるので、巣に近いです。外国映画や韓流はそれっぽい大き目な表現をする役と媒体によって変えたりします」と、わかりやすく説明する。
3歳馬の頂点を決めるダービーということで、赤城看護師役で、「お祭りなのよ」というセリフを実演。
いまの状況を「竜胆しづね」が言うとしたら、「お仕事お仕事、勝つお馬さんを予想しちゃいますよぉー」と、出演アニメ『咲-Saki―』の宮永咲で、「競馬って楽しいよね」と、瞬時になりきって言い、「(咲が)100万馬券とか取ったらニコッと言うと思います」と、推測した。
この発言にMCが萌えてしまったのか、「競馬場も変わらなきゃいけない。競馬の払い戻し機の声をやってもらいましょうか。関係者の人に聞いてみます」と、大胆提案。ところが、これが、意外や萌えファン以外の競馬ファンからも支持を得ていた。
ノリノリのMCは、「『払戻金額は~』と、機械がいうよりも、一定金額より上の金額をとったら、この声が流れるようにしたら、『馬券買おう!ぜひ買いたい』という人が多くあらわれる」と、自身満々に語った。
競馬は今年に入ってから始めたという植田は、競馬場に来たのは5回目。うち大井競馬場がこの日で2回目。それでも、すでに、初めて来た6月5日に行われた重賞レース『東京ダービー』(SI)をとったそうだ。本命がちがちではなく、的中が難しかったレースだったと、MCが補足。さらに、今日も打ち合わせ中に、レースを的中させたそうだ。
そこで、「勝負の女神」の植田の『ジャパンダートダービー(JpnⅠ)』予想は、本命が、5番クリソライト。対抗が、10番 エーシンゴールド。4番 ジェネラルグラント。2番 ユメノアトサキを予想。横にいたMCも、「ほとんど、私が言い添えることはない」と言うほど舌を巻いた。
レースの予想を披露したところでトークは終了。最後に植田は、「ガンスリンガー ストラトスは7月12日に1周年を迎えて,これからますます盛り上がっていきますので,ゲームをやったことがある方もない方も一度楽しんでいただけると嬉しいです」とアピール。
競馬について、「イルミネーションもきれいで、たくさんの食べ物屋さんがあって、楽しいな。特に、もつ鍋が名物だそうなのですけど、この前来た時は、すごい行列ができていて食べられなかった。今日は食べたい」と、大井競馬場の魅力を語った。
さらに、「私自身始めたばかりなので分からないことも多いのですが,知れば知るほど深いんだろうなと思っています。これからも頑張っていきたいと思いますのでアドバイスいただけたら嬉しいです」と、メッセージを送ってステージを締めくくった。
それから、約1時間後、第11レース『ジャパンダートダービー(JpnⅠ)』の表彰式に、馬車に乗って登場した植田は、「いつもはこちら側(客席)から観ていたので,凄くドキドキしました」と、レースを観た感想。
さらに、「ご主人様ぁ~、しづねは5番10番的中させちゃいました」と、竜胆しづねの声で予想を的中させ、ガッツポーズをスタンドに向けて何度もして、喜びを爆発させていた。