子役の“はるかぜちゃん”こと春名風花(12)が10日、都内・江東区のユナイテッド・シネマ豊洲でアニメ映画『ガラスの仮面ですが THE MOVIE 女スパイの恋！紫のバラは危険な香り!?』(監督:谷東/配給:(株)ポニーキャニオン)秘話座談会を谷監督、原作『ガラスの仮面』担当編集者の中島英貴氏とともに行った。
連載36年以上、コミックス発行が累計5000万部の美内すずえによる少女漫画の名作『ガラスの仮面』が絶賛公開中ということで、3人による舞台挨拶が決定。『ガラスの仮面ですがZ』『ガラスの仮面ですが THE MOVIE』の谷監督と『ガラスの仮面』担当編集者の中島氏を相手に、はるかぜちゃんは気になることをズバズバ聞いていった。
はるかぜちゃんは紫のドレスで登場し、「にょほん！」とキュートに挨拶。早速、メモリストを手に「『ガラスの仮面ですが』は3回ですぐ『Z』に変わりましたよね。その理由は予算が増えたからですか？ それとも監督が『ももいろクローバーZ』にハマったからですか？」と、質問を。
これに谷監督は「ちょっと大人な事情なんですけど、3話で監督が僕に変わったんですね。会議のときにタイトルも変えたら面白いんじゃないかなって。別にZに意味はないけど、ももクロも嫌いじゃないですね」と返答。
続いて、はるかぜちゃんが「(原作の)50巻まだですか？」と、ファンも待ちわびていることを聞くと、中島氏は「すいません。先週カバーのイラストは先生からいただきましたので、進んでることは進んでおります。もう少しで皆さんにお届けできると思いますので、美内先生に代わってごめんなさいを申し上げます」と、謝罪しながらも50巻発売間近をアナウンスした。
さらにはるかぜちゃんは、「僕の家族の中でおばあちゃんが一番『ガラスの仮面』が好きなんですけど、全然(単行本が)出ないので、この間、倒れちゃいました。おばあちゃんのためにも早く50巻をお願いします」と、自分のことを“僕”と言いながら切実に念押し。
『ガラスの仮面 THE MOVIE 女スパイの恋！紫のバラは危険な香り!?』では、『THE ALFEE』の高見沢俊彦もゲスト声優として参加しているが、はるかぜちゃんが「凄い声優が豪華なんですけど、イメージぴったりの声優さんをどうやって探したんですか？」と問いかけると、谷監督「僕が監督になったときには声優さんが決まっていた(笑)」と苦笑い。
質問がひと段落すると、BS12ch TwellVで放送中のTV版ではるかぜちゃんが脚本家デビューした11話『千のアカウントをもつ少女』も実際に場内で流れ、はるかぜちゃんは「ギャグの話作るのは苦手だったけど、自分の得意なツイッターを登場させた。原作の千の仮面って全部出てこないのはわかってるけど、ツイッターならできるかなと思ってやってみました」と、原作のネタと自身のツイッターを融合させたことを説明。
そして、「僕ってツイッターでけっこうなりすましもされるけど、演じ方がまだまだ。口調とか真似してるつもりでも全然違う。(姫川)亜弓さんとか(北島)マヤちゃんだったら完璧に演じられるんじゃないかなと思った」と、『ガラスの仮面』の登場人物を引き合いに出し、なりすましにダメ出ししていた。
最後に、はるかぜちゃんは絶賛公開中の映画を「原作とまったく違うところが逆にいい。原作は原作として、こっちはギャグアニメとして観れるのは凄くいいなと思いました」とアピール。
テレビ版、映画版に特典映像を加えた『ガラスの仮面ですが』のブルーレイ&DVDは、9月4日発売！
