
映画『ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE』公開記念前夜祭舞台あいさつが27日、東京・新宿のバルト9で開かれお笑いタレント・劇団ひとり(36)、『おぎやはぎ』矢作兼(41)と小木博明(41)、『バナナマン』設楽統(40)と日村勇紀(41)、葵つかさ(22)、紗倉まな(20)、京本政樹(54)、佐久間宣行監督(37)が登壇し、司会は松丸友紀アナ(32)が務めた。
テレビ東京系の深夜人気バラエティ『ゴッドタン』から飛び出した企画。『キス我慢選手権』を映画仕立てにし、かつひとりが元暗殺者”砂漠の死神”こと川島省吾役となってアドリブで芝居をし、物語を紡いでいく姿が見どころ。全部が1発で撮られているが、奇跡的なシーン連発で成り立つというほかに類を見ない映画となっている。
佐久間監督以外は全員浴衣姿で登壇。まずはひとりから、「マジ歌ライブをやるとお客さんがたくさん来てくださるように、こんな風に映画になったのも、みなさんのおかげだなって思います」と、観客にお礼。

しかし、場内にある空席を見つけ、「昨日、気になってツイッターで『キス我慢選手権』を検索したんです。『楽しみ』というのとそれで『明日の前夜祭のチケット3枚余ってます!』っていうのもあったんですよ(笑)。で、ここにきたらあそこら辺が3席空いているんです。あの辺かなって」と、笑いを誘い、「あさっても新宿で舞台あいさつやるんですけど『チケットが4枚余ってる』という人がいて、タダでいいから、その人と一緒に来てください!」と、呼びかけ、場内は大爆笑を起こしつつ、「来れなかった人が後悔するような作品です」と、しっかりアピールした。
ほかの『おぎやはぎ』『バナナマン』はお笑い畑だけあって、小木が「とにかくモニタリングルームを観てほしい」と、あさっての方向のことを熱弁したり、設楽が「歴史の証人になると思います」など大言壮語したり、なぜか日村は俳優・藤岡弘(67)のモノマネを「やりたくなりました」と繰り広げたり、紗倉が「一発本番で本当にドキドキして」と言い出すと、意味ありげな笑いを浮かべるなどやりたい放題なものに。

そんななか京本は、「僕は『ゴッドタン』にも出たことないですし、なんでここに立っているのかわからないんですけど。ご縁がありまして、ノリで行こう!と葵つかさちゃんのお父さんという役をやりました。ヒゲもつけて、白髪にして、シワも描いて…いっぱい化けたんですけど、それが失敗でした。観た人が誰だかわかんないみたいで、『出てましたね』って全然言われないんですよ」と苦笑いしつつ、「ぼくは最後のほうに肝心な台詞がある役なんですが、しゃべってたら付け髭がとれちゃって。でも止められないから、後半はずっと口元を手で押さえながらやってるんですよ」と、エピソードも。
続けて、京本は「でも俳優として言わせていただくと、この作品は素晴らしい。こんな手法で、こんな素晴らしいものができるなんて、ひとりくんのアドリブも素晴らしい」と、明かしていた。

最後にひとりに日常生活でアドリブの嘘で切り抜けたことはないかと尋ねられ、「1週間前にセクシーなDVDを注文したんですけど、頼んだこと忘れてて、嫁(大沢あかね)の前で来ていた箱を開けたんです」と、夫婦げんかの危機にも発展しかねない状況に追い込まれたそうだが、「嫁さんが『何それ?』と言われたときに、あまりおもしろい『レミゼ』とかいうと興味をもたれるから、『ゴルフのDVD』と言って切り抜けました。どっちも玉を転がすなって。うまくできたな」と、ニヤリと笑っていた。
映画『ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE』は28日より全国ロードショー!









