俳優・要潤(32)と夏帆(21)が9日、滋賀・近江八幡市安土町で映画『劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日』(監督・脚本:中尾浩之/配給・宣伝:ギャガ)試写会イベントに中尾監督とともに登場した。
NHK総合テレビで2008年に放送された人気ドキュメンタリードラマ風歴史教養番組の映画化で、今回の副題では副題が「安土城 最後の1日」となることに。今回は要演じる沢嶋雄一が、織田信長が天下統一の拠点とするも、完成からわずか3年で謎の焼失を遂げたと言われる幻の名城、安土城炎上の謎を追う。
要は同日、本作の舞台にもなっている、謎の消失をとげた安土城跡で行われるお祭り『あづち信長まつり』に参加。織田信長や、豊臣秀吉、徳川家康ら、名だたる戦国武将が馬に乗って武者行列に参加するなか、要扮するタイムスクープハンター・沢嶋雄一として武者行列に参加し盛り上がることに。
要に夏帆、中尾監督を加えではトークショーが開催。要は「昨年の9月末に撮影をしておりまして、およそ1年ぶりにこの地を踏みました。相変わらずみなさんあたたかくて、大変感動しています。故郷に戻ってきたという感じです。本当はもうちょっと西ですけど」と、笑顔を見せながらあいさつ。
中尾監督から本作について、「何よりも、安土城趾で(安土城の)撮影をできたのは史上初ということで、安土の皆さんのおかげです。その映像が大迫力!それを見ていただくだけでも価値があると思います」と、魅力を語ると、要は「現在放映中のテレビ版は沢嶋の主観がメインなので、私が映っていないシーンが多いのですが、映画版は客観的な目線も多くあるので、私がふんだんに映っています!ちなみに、沢嶋の視点からの撮影シーンでは映らなくても、必ずカメラの横にいるようにしています」と、ちゃっかりとアピール。
一方の夏帆は、「すごい現場でした。今まで私が経験したことのないことがたくさん。カメラテストがなく、現場に入ったらすぐに始める。カット割りもなく流れで撮る感じでした」と振り返ると、要は「夏帆さんとの掛け合いで、アドリブのところとかもあって、素が出過ぎてカットになったぐらい(笑)」と、話して笑わせていた。
同地でのエピソードについては、要は「近江牛、最高でした。今日も屋台の串焼を5本も食べました。牛1頭はいけるかもしれない。フナずしは置いといて(笑)近江米とか美味しいものがいっぱいです。炊き出しもたくさんしていただき、滋賀が大好き!住みたい!納税したいくらい!」と、滋賀“愛好家”になった思い出を。
さらに、「台風の時に安土城の石段でロケをしました。滝のように石段の上から雨が流れて来て風もすごくて、その中を私、夏帆さん、時任さんの3人が駆け上がるシーンを撮影したのですが、本当にすごく臨場感あふれたシーンになりました。本物、天然(自然)の雨なので」と、奇跡的なロケーションにもなったそうだ。
最後に要は「想いを込めてつくりました。想い入れ過ぎるぐらい想いを込めてつくりました。まるでジェットコースターの様な映画です。ぜひ、ご家族みなさんで楽しんでください」というと、夏帆も「本当に面白い映画になったと自信を持って言える映画ですので公開まであと2ヶ月。盛り上げていきたいと思います」と、胸を張ってアピールしていた。
その後、彦根ビバシティシネマに舞台を移した3人。会場は200人で大入り満員のなか、サプライズゲストにゆるキャラ・ひこにゃんが登場。夏帆は観客とともに「かわいいー!」と、興奮するなか、要は「お忙しいところすみません!」とねぎらい笑いを誘っていた。
映画『劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日』は8月31日新宿ピカデリーほか全国ロードショー!