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黒谷友香「極妻」初日に和装!“妻”には「タイミングがあれば」

黒谷友香「極妻」初日に和装!“妻”には「タイミングがあれば」
黒谷友香「一言一言気持ちをこめてやりました」

 女優・黒谷友香(37)が8日、都内で主演映画『極道の妻(つま)たち Neo』(監督:香月秀之/配給:東映ビデオ)初日舞台あいさつに女優・原田夏希(28)、小池里奈(19)、俳優・長嶋一茂(47)、渡部豪太(27)、原作者の家田荘子さん、香月監督とともに登場した。

 家田さんのルポルタージュ『極道の妻(つま)たち』を原作として製作され大ヒットを飛ばした『極道の妻(おんな)たち』。過去最終作が作られた2005年から8年ぶり、シリーズ16作目となり読み方も原作に近づけた「妻(つま)」として帰ってきた。

 原田とともに和装姿で登場した黒谷。本作出演の話が来た際には、「驚きました。私が主演が出来るというのが嬉しくてみなさんにお伝えしたいなというのがありました」と、公開を一番に望んでいたそう。

 これまでのシリーズもそうだが、啖呵(たんか)を切るシーンも健在。これまでに、そんなことを言う役はなかったそうで、「関西育ちですので台本の文字はすんなり入ってきましたが、練習したんです」と、努力もあったそうで、主人公の琴音について、「印象深い役で私が憧れる女性像ですし、大事にして一言一言気持ちをこめてやりました」と、振り返った。

黒谷友香「極妻」初日に和装!“妻”には「タイミングがあれば」
時折笑いも起こるあいさつに

 印象深いシーンはラストに近い原田との雨の中での殺陣だそうで、「朝の3時4時までの撮影でした」と黒谷が明かすと、原田も、「雨に濡れると着物って本当に重いんです。寒かったですし」と、しみじみ。

 そんな原田は、劇中では悪い女性という感じを体現した姿をしているそうだが、「特殊メイクですねあれは」と苦笑い。実際にメイクを落として楽屋であいさつした際には、「『誰やねん?』といわれて」というエピソードもあったそうだ。

 一方、琴音の夫の西京連合鬼場組組長・鬼場満を演じた長嶋はこだわりについて、「松田優作さんのマネをしました。葉巻を鼻に当てているシーンがあるんですけど、現場の方にも何もいわれなかったので、そういうことができて楽しかったです」と、エピソードを話したり、渡部が、撮影現場となった東映の撮影所について「独特の空気と格式のある撮影所ですので、ふんどしをしめ直しました。撮影所に入る前は立っているものにはすべてにあいさつするつもりで電柱とかにもあいさつするつもりで入って行きました」と、笑いを誘うこともあった。

黒谷友香「極妻」初日に和装!“妻”には「タイミングがあれば」
倒れた際に抱きあげてもらったという小池

 ほかにも、小池は撮影初日に倒れたという話も。「ブティックに逃げ込んで、アザミさんが怒鳴りこんで来るシーンで、貧血になってひょろひょろ…、ってなってしまったんです。そうしたら黒谷さんが、お母さんのように抱きとめてくれて、『空気吸って!』って言ってくれて琴音さんみたいでした」と、さまざまなことが起こった現場だったようだ。

 最後に黒谷から「舞台は極道の世界ですが、愛がテーマになっておりまして、女性が持つ愛情とかが複雑に織り込まれた映画です。女性の方に観てほしい映画です」とPRしていた。

 その後の囲み会見では、家田さんが“おんなたち”から“つまたち”になったことについて解説。「『極道の妻(つま)たち』という物語を書かせていただいたんですけど、たまたま、極道の世界だった。時代もいろいろ変わってきまして、いまは愛を求められている世代ではないかなと。それと原作とが重なったということで、原作の方をとっていただきました」という。それに黒谷は「記念すべき作品に出られました」と話していた。

黒谷友香「極妻」初日に和装!“妻”には「タイミングがあれば」
場面写真

 また、報道陣から「極道の妻になりましたけど、プライベートでは?」との質問が飛ぶと、黒谷は「タイミングがあれば、はい」と、笑顔でかわしつつ、「惚れた男のけじめはおなごがつけさせてもらうで!」と、劇中の台詞を2テイクしながらもキッチリ決めていた。

 映画『極道の妻(つま)たち Neo』は6月8日より新宿バルト9ほか全国ロードショー!

 ■STORY
 極道に追われる西澤サクラ(小池)が逃げ込んだのは、鬼場琴音(黒谷)のブティックだった。極道たちを束ねていたのは加藤アザミ(原田)、西京連合加藤組組長・加藤修平(今井雅之)の妻。アザミたちからサクラをかばう琴音。彼女もまた西京連合鬼場組組長・鬼場満(長嶋)の妻であった。アザミは、過去に最愛の男・矢島晃司(袴田吉彦)を鬼場満に殺されていた。琴音は、組の世話にはならず、自力でふつうの女性と同じように暮らしつつも”姐さん”として若い衆を見守り、鬼場が金に困っていると窮地を救うなど、鬼場組を影で支えていた。一方のアザミは、失った矢島の復讐を遂げるため、加藤の妻に収まっており、周囲を利用し、力を得るためには手段を厭わない狡猾な女性だ。鬼場組と加藤組は、ともに西京連合の傘下にあったが、武闘派の鬼場と儲け主義の加藤は、ことあるごとに対立していた。そんな中、中国マフィアとの抗争が勃発し、鬼場がその先頭に立つことになる。取り巻く環境が大きく動く中、琴音はこの抗争の裏にある真実を知ることになる。

黒谷友香「極妻」初日に和装!“妻”には「タイミングがあれば」

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黒谷友香「極妻」初日に和装!“妻”には「タイミングがあれば」
黒谷友香
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原田夏希
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原田夏希
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長嶋一茂
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渡部豪太
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小池里奈
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家田荘子さん
黒谷友香「極妻」初日に和装!“妻”には「タイミングがあれば」
香月秀之監督
黒谷友香「極妻」初日に和装!“妻”には「タイミングがあれば」
ポスター
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