女優・坂口杏里(23)が13日、東京・六本木のシネマート六本木で映画『ハニー・フラッパーズ』(監督:笹木恵水/配給:アイエス・フィールド)初日舞台あいさつに女優・川村ゆきえ(28)、森下悠里(29)、岸明日香(23)、杏さゆり(31)、折井あゆみ(29)、紗綾(20)、笹木監督とともに登壇。感極まり涙する一幕があった。
キャバクラの世界を余すことなく描いた作品で、体験入店した坂口演じる女子大生の目を通し、夜の世界の頂点を目指す女たちのヒートアップした戦いがセクシーにゴージャスにドラマティックに繰り広げられているさまが描かれる。
舞台あいさつ前にキャバ嬢のようなドレス姿の坂口と森下の2人で入場するファン限定10人にシャンパンのサービスをするといった本作らしい演出が。
そして舞台あいさつで坂口は、「みなさんの心に何か響けばいいなと思っています。寒い中体当たりをした作品なので、みなさん楽しんで帰ってください」と、呼びかける。
そして乾杯で幕開けを祝おうとしたのだが、坂口がフライングで一口飲んでしまい、共演者らからツッコまれつつ、その後の乾杯の発声も噛んでしまうマイペースさを見せ、観客をほんわかさせることとなった。
トークでは、森下が、「出演者の中で私だけ過去に水商売の経験があって、銀座のクラブとかでナンバーワンだった方や憧れていたママのことを思い出しながら演技していました。劇中にはセクシーな枕営業なのかな?みたいなシーンも演じてまして、楽しんで頂けたら」と見どころをアピール。
そして坂口は、「私が演じる桐島実加は本当にひよっこから段々上り詰めていくという私にぴったりで、初主演で……」と言いかけると、声を詰まらせ大粒の涙をポロポロと流し、共演者から「頑張れ!」のエールが飛ぶ。その声に後押しされるように、声を詰まらせながらも坂口は「寝る時間もなくて、マネージャーさんにピンポンと呼び鈴を20回くらい押されて起きるくらい頑張った映画なので、みなさん観てください!」と、アピールしていた。
最後に笹木監督は「本作のフラッパーズというのは、ひな鳥がはばたく練習をしている様子をイメージしたんです。主人公の女の子がよちよち歩きで歩けないなかでも、それでも前に向かっていこうとする姿、それを重ねあわせてハニーフラッパーズというタイトルにしました。杏里ちゃんは、初演技で初主演でまさにフラッパーズで飛び立つ練習をしていて、これから10年20年と頑張っていける後押しになればいいなと思って作りました」と、本意が明かされると、坂口はまたも涙ぐむ様子を見せていた。
9月13日よりシネマート六本木ほか全国ロードショー!