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福山雅治 主演作「そして父になる」カンヌ審査員賞に是枝裕和監督へ何度も「本当におめでとう」

福山雅治 主演作「そして父になる」カンヌ審査員賞に是枝裕和監督へ何度も「本当におめでとう」
「そして父になる」審査員賞受賞にキャストらから祝福のコメントが寄せられた

 南フランスで開催された『第66回カンヌ国際映画祭』授賞式が現地時間26日夜(日本時
間27日未明)に開かれ、コンペティション部門正式出品作『そして父になる』(監督・脚本・編集:是枝裕和/配給:ギャガ)が審査員賞を受賞した。

 6年間育てた息子は取り違えられた他人の子だったという状況のなかで、家族とは何かを問うという作品。

 18日の上映でも10分間のスタンディングオベーションで鳴り止まない拍手が送られた本作。是枝監督が壇上で「ここにまた立つチャンスをくれた映画祭と審査員のみなさんに感謝します。一足先に帰った福山さんはじめキャストのみなさん、こられなかったスタッフのみんなとこの賞を分かち合いたいと思います。また非常に個人的な話しですが、今回の父と子供の話を描くにあたり感謝をのべます。僕を子供にしてくれたもう亡くなった父親と母親、そして僕を父親にしてくれた妻と娘に感謝します」と、スピーチした。

 同賞は、1987年の第40回カンヌ国際映画祭にて三國連太郎監督作品『親鸞白い道 」が受賞して以来26年ぶり、カンヌのコンペにて日本映画が受賞するのは河瀬直美監督の『殯の森』以来6年ぶりとなった。

 この吉報に、主演の福山雅治(44)は、「カンヌから帰国後、連日ガリレオ撮影が続いてまして、コメント作成中に寝落ちしてました。スミマセン!」と、マイペースな前置きをしつつ、「是枝さん、本当に本当におめでとうございます!そしていま改めて、カンヌに連れていっていただけた喜びを実感しています。あの10分を越えるスタンディングオベーションの中で感じた『届いた!』という手応えが、審査員賞という形で監督の元に届けられたことを心から嬉しく思います。是枝監督が日本に戻られたらみんなでお祝いしたいです!この作品に携わった全ての方々、そしてなにより是枝監督、本当におめでとうございます!」と、何度も監督へのお礼を述べている。

 真木よう子(30)も、「是枝監督の作品で、初めてカンヌ国際映画祭へ行けただけでも幸せでした。さらに審査員賞を頂いたという報告を受け、言葉にならず、胸がいっぱいです。紛れもなく、自分もこの作品を作り上げた一員として、世界に評価された事を素直に嬉しく思っております」と、メッセージを寄せ、リリー・フランキー(49)は、「是枝監督の真摯な想いが描かれたこの作品が評価されたことを大変うれしく思います。そして、そこに参加できましたことを、とても、誇りに感じます」と、胸を張っている。

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