千葉県船橋市非公認ご当地キャラクターのふなっしーが20日、都内で映画『クロユリ団地』（監督：中田秀夫／配給：松竹）公開記念イベント“恐怖の孤独鑑賞会”に南海キャンディーズの山里亮太（36）とモデルの水沢アリー（22）と登場した。
同作は『リング』などハリウッドでもその実力を認められた世界的ホラー監督・中田秀夫が挑む新たなる作品。元AKB48の前田敦子が主演し、そのあまりの怖さに上映中にも退出客が出るほどの話題ぶりとなっている。この日は廃病院を階層したスタジオにゲストを招き、事前説明一切無しの暗闇の観賞会が行われた。
スタッフに案内されて登場した3人。山里は「なんすか？ 聞いてないんですけど？」とあからさまに不安顔。「ノコノコ来ちゃった！」と顔色ひとつ変えないふなっしーも心なしか落ち着かなさげに動きまわった。AKBファンとして知られる山里は「絶対に観たいお方（前田敦子）が出てる」と語りながらも「千葉県の夢の国のお化け屋敷でも目を伏せているぐらい。最後に観たのは『霊幻道士』以来」と青ざめていた。
同じく水沢も「『リング』とかみんなが観るホラー映画でも避けてきた。心の整理がついてません。ほんと怖いのは無理でただただ怯えてる」と困惑。しかし、参加するか聞かれると「動揺隠せないですけど、お仕事なんでやります。やっぱり芸能界間もないペーペーなので全力で頑張ります」と意気込んだ。ふなっしーも一旦は「帰るなっしー！」と叫ぶも「がんばってみるなっしー！」と機敏なジャンプ。山里も厳しい表情で「あっちゃん出てるしね…でもかわいいあっちゃんが観たいなあ…」と渋々参加を表明した。
地下の個室に隔離された3人は暗闇の中映画を鑑賞。評判以上の怖さに水沢はボロボロと号泣し、山里は耳をふさいで終始「ヤバイ！ヤバイ！」と情けない姿で震えていた。上映は90分に渡り、時折真っ暗な地下に「キャー！！」というふなっしーの叫び声が響き渡った。観終わった3人は再び報道陣の前に登場するも恐怖のあまり放心状態。「一週間は怖くてお風呂は入れない…」と力なく語る水沢。そこをベッドに隠れていたレポーターが驚かせると「うわああああー！」とパニック状態になった。
気を取り直して映画の感想を聞かれると、水沢は「もうね、無理だった。あっちゃんさん“会いたかった”って歌ってるけど、全然会いたくないです。想像の15倍ぐらい怖いです」としみじみ。叫びすぎでかすれ声の山里は「あっちゃんが鬼気迫る感じ。AKBを卒業して道を示してくれる感じがしたよね。怪演でした。女優としてだいぶステップアップしたんじゃないですか」と絶賛。また、一緒に観たいメンバーを聞かれると「まゆゆ（渡辺麻友）ですね。キャーというところで肘を出して抱きつかれるようにしたい…今のでネットが炎上するんですけど」と苦笑いした。ふなっしーは「なんかあったらすぐ引越そうと思いましたなっしー」と感想を語り、長時間の鑑賞に「現実の世界にいるには30分ぐらいがベストなんだっしー！ 別の事件が起きそうだったなっしー！」と笑いを誘うと、大きく1回転ジャンプし「ムンク！」と叫びを表現していた。
『クロユリ団地』は大ヒット上演中！
