AKB48グループ臨時総会〜白黒つけようじゃないか！〜夜の部が東京・千代田区の日本武道館で行われこの日を最後にAKB48を卒業する“もえの”こと仁藤萌乃（20、チームA）が最後の歌を歌った。
1万1千人が見守る中、スポットライトに照らされたステージにただひとり登場した仁藤。「私は28日の公演をもってAKB48を卒業します」と話すと、会場からは門出を祝う歓声があふれた。声援にかき消されながら「…ちょうど2月28日が私の劇場デビュー5周年です。…ありがとうございます」と声を詰まらせながら語った。
「5年前15歳だった私は人前に出るのがすごく苦手で、学校の授業でも手をあげることができないくらいの私でした。そんな私が人生を変えたいというだけでAKBのオーディションを受けました。ほんとうに人生は180度変わりましたし、大好きなメンバーもいっぱいできましたし、今まではありえないだろう経験もいっぱいできました。こんな環境にいれたことも秋元先生をはじめとするスタッフ、メンバー、いつも応援してくれた家族、なによりもファンのみなさんがいたからです。心から感謝しています。ありがとうございます」
仁藤は深々とおじぎをしながら感謝を込めると「私はAKB58を卒業することを決めましたが、まだまだ芸能界でがんばっていきたいと思っています。これからもたくさんのことを学んで成長しつづけられる仁藤萌乃でありたいと思いますので、卒業後もみなさんよろしくお願いします！」と新たな活躍を誓った。
会場から「もえの！」「もえの！」コールに涙ぐみながら「泣かないで、笑顔で締めくくろうと思っていたので、笑顔で終えたいです」と話し、歌う曲を紹介。「私が初めて昇格して歌ったユニット曲を歌いたいと思います」と同期の“きたりえ”こと北原里英（21、チームK／SKE48チームS）、と“チカリーナ”こと近野莉菜（20、チームK）の3人で『片思いの対角線』を歌った。
歌い終えた仁藤は「本当にありがとうございました！」と深々と一礼。客席からの「がんばれよ！」という声援に包まれた。仁藤の同期の“さっしー”こと指原莉乃（20、HKT48チームH）は号泣しながら「寂しいけど…」と言葉を続けられず、とめどなく涙を流した。
