NO IMAGE

梅宮辰夫&松方弘樹、若いころの武勇伝告白!松方、息子の離婚に「甲斐性なければ」

梅宮辰夫&松方弘樹、若いころの武勇伝告白!松方、息子の離婚に「甲斐性なければ」
若いころの武勇伝を語った松方弘樹(左)と梅宮辰夫(右)

 俳優・梅宮辰夫(75)と松方弘樹(70)が24日、都内で行われた映画『L.A.ギャングストーリー』(監督:ルーベン・フライシャー/配給:ワーナーブラザース映画)の公開記念イベントとして、トークショーを行った。

 同映画の舞台となった1949年と同時期、昭和24年の日本のヤクザ抗争を描いた『仁義なき戦い』シリーズで活躍した2人。「漢」として「女、酒、金、車しか考えてなかった」などの豪快なエピソードを披露するとともに、松方は、息子の仁科克基について、「男は甲斐性がなければ女性はついてこない」と、語った。

 「警官の素性を隠し、ギャングの組織に“戦争”を仕掛けろ」――ただし、警察当局は一切の責任を持たないという命がけの任務に身を投じた、1949年アメリカ・ロサンゼルスで実際に起きた警察とギャングの死闘を描いた同作。

 黒のボルサリーノハットにサングラス、黒のスーツにマシンガンを持って登場した梅宮は、「こういう役が苦手な梅宮です。最近は、街の中でもこういう格好見かけなくなったねぇ。30年ぐらい前の自前の衣装です」と、あいさつ。

梅宮辰夫&松方弘樹、若いころの武勇伝告白!松方、息子の離婚に「甲斐性なければ」

 すかさず、黒のボルサリーノハットにサングラス、白のスーツにマシンガンを持って登場した松方が、「物持ちいいねぇ。僕のは30年前じゃないですけど自前です」と、ツッコミを入れるなど、2人の仲の良さがうかがえる。

 梅宮は、「55年前に社会人なって、ヤクザになりたいと思いました。ヤクザと一緒に街を闊歩しました。男は暴れたいという気持ちあるから」と、いきなり、ぶち上げる。

梅宮辰夫&松方弘樹、若いころの武勇伝告白!松方、息子の離婚に「甲斐性なければ」
「女、車、酒、金しか考えてなかった」と梅宮

 松方は、「僕は役者の家に生まれたからヤクザになろうとは思わなかった」と、苦笑いしつつ、「53年やっているけど、(若いころは、)外車、洋モク(=外国製のタバコ)、洋酒、可愛い女の子を手に入れるには芸人として伸びないと、という気持ちが強かった。ちょっとでも伸びてやろうと、頑張ってきた」と、持論を展開。

 それを受けて梅宮も、「今の俳優はいい賞、いい芸を見せたいと思っているようだけど、(俺は)女、酒、金、車しか考えてなかった。何が楽しみで生きてるんですかねぇ」と、同調した。

 2人は、実在した伝説のギャング王のミッキー・コーエンと伝説の捜査官ジオン・オマラを交互に演じ分けた、映画のワンシーンをWEBサイト限定の吹き替えも務めている。

 吹き替え初体験となった梅宮は、「初めて声優をやったけど、難しいですねぇ。(俺は)雰囲気とか表情で芝居するけど、声優さんは声だけでやる。OKでてよかったけど、あとで観返して、『こんな声しか出せないのか』と、自己嫌悪に陥りました。感じがよく出てないんですよ」と、ショックを受けていた。

 アニメなどで経験がある松方は、「(ギャングのミッキー・コーエン役の)ショーン・ペンの方がやりやすかった。芝居が個性豊かで協調しやすい」というと、司会者も、「松方さんの(コーエンの)ほうが、ドスが利いてて、怖い感じでした」と、感想。

 ここで、お互いの映像の再生回数を懸けて公式サイト内(http://lagang-akuji.jp/taiketsu/)で伝説の大御所対決をおこなっているが、その途中結果が発表された。それによると、24日午前中の段階では、松方が声の吹き替えをしたミッキー・コーエンが57622回で、梅宮のは56959回と、松形のほうが少し優っているという結果。

梅宮辰夫&松方弘樹、若いころの武勇伝告白!松方、息子の離婚に「甲斐性なければ」

 これに梅宮は、「雰囲気的には、私のほうが善人なんでしょうね」と、負け惜しみを言うと、松方は、「ていうのもありますし、辰兄ぃの汚点は話しません。いわれるまま静かにしておきます」と、先輩を立てた。

 2人は半世紀以上の付き合いで、不定期シリーズだった釣り番組にも一緒に出演していたほど。松方は、5歳上の梅宮のことを「辰兄ぃ」と親しみを込めて呼ぶ。松方は、「(辰兄ぃを)半世紀以上前から知っている。僕が17歳の時、辰兄ぃの部屋が隣で、3人前を頼んでいたから、誰かお客さんがいるのかと思ったら、1人で食べてた。俳優さんは体型考えたりするの当たり前だけど、全くなかった」と、暴露する。

 梅宮は、「自分を作り上げていこうという気持ちなかった。流れに身を任せる」と、泰然自若。それに松方は、「役作りもしなかったから」と追い打ちを掛けると、梅宮は、「いい演技をしようなんて思ったことない」と認めて笑わせる。

 梅宮は、松方のことを、「この人は正反対。人生を緻密に計算している。仕事、芝居、映画作りも細かく計算している人ですよ」と、言うと、松方は、「当たってないけど、遠くない。辰兄ぃを見れば、誰でもそう思えるよ。丹波(哲郎)のボスと辰兄ぃはいること自体が存在感がある。丹波のボスは台本も自分のところだけ破って持っていて、ストーリーわからない。辰兄ぃも近いです。『真田幸村』の時に、『俺とお前のどっちが兄貴だ』と聞いてきた。そう言っているってことは(台)本読んでないってことでしょ」と、笑わせる。

梅宮辰夫&松方弘樹、若いころの武勇伝告白!松方、息子の離婚に「甲斐性なければ」
息子の仁科克基の離婚に、男は甲斐性がなければ」と苦言

 同映画に、「スカッとした」と、絶賛の梅宮に、逆にスカッとしないことを問うと、「娘のこと。お分かりでしょ」と、苦笑い。さらに、ツッコまれると、「もう、その話はやめましょうよ」と、濁した。

 一方の松方へは、元奥さんで女優の仁科亜季子(60)との間に生まれた仁科克基(30)が、女優・多岐川華子(24)と12年10月に離婚したことについてのコメントを求められ、「没交渉なので分からないですけれど、男は甲斐性がなければ女性はついてこないですね。僕は置いといて、第三者(の立場)で見ていると、やっぱり仕事が大事でね。(仕事を)やって行かないと」と、語った。

 最後に、映画を観た感想を梅宮は、「とにかく観てください。『終わんないでくれ、終わんないでくれ』という映画です」と、絶賛した。

 松方は、「並んで2人で見たけど、辰兄ぃから、『えっ、もう終わっちゃったよ』という言葉が出た。1949年、日本で言うと、昭和24年。昭和35年までが動乱の時期。その時の話しはめちゃくちゃ面白い。国が安定していないときの時代をドラマ化、映画化すると面白いんですよ。(ギャングの)コーエンの生き様、(それを演じた)ショーン・ペンの素晴らしさにグイグイ惹きつけられて観た。映画としてみるには満足度高かった」と、こちらも絶賛した。

 同映画は5月3日より、丸の内ルーブルほか全国ロードショー

 

梅宮辰夫&松方弘樹、若いころの武勇伝告白!松方、息子の離婚に「甲斐性なければ」
ギャングのボスという雰囲気の梅宮辰夫
梅宮辰夫&松方弘樹、若いころの武勇伝告白!松方、息子の離婚に「甲斐性なければ」
ギャングのカッコウが似合う松方弘樹


梅宮辰夫&松方弘樹、若いころの武勇伝告白!松方、息子の離婚に「甲斐性なければ」
1949年、ロスで起こった実話を元にした映画
広告