俳優の徳山秀典（31）が7日、都内で映画『パーティーは銭湯からはじまる』DVD発売記念ミニトーク＆握手会を限定200人のファンと行った。
銭湯につかりながら仲間と合コンの作戦会議をする花島（徳山）。かつてはゲームクリエイターとして一世を風靡したが、今は銭湯の跡継ぎとして目標もないまま毎日をダラダラとすごしていた。そんな彼が30歳の誕生日を合コンを締めくくろうとするも、あえなく失敗。しかし、気づくと彼は再び銭湯につかっていた…繰り返される誕生日の夜、口説けない望（波留）、果たして彼はこのループから抜け出すことができるのか？
「やはり出したか」と爽やかな笑顔で語る徳山。初のコメディ、初の主演作に「脚本の段階からいろいろ話せたのでとにかく暴れ回りました。ほとんど全部アドリブなんです」と舞台裏を明かしながら「やるんだったらところんやってやろうと挑みました。酔ってるシーンも最初はカメラのフレームに入ってなくて監督から後で言われたり。毎回違うことをやってみんなを笑わせてやろうと思ってました」と笑顔で語った。
必然的に湯船に入っているシーンも多かった同作に「40度ぐらいのお湯に8時間入ってました。たまたまスタッフがインフルエンザだったり、とんでもなかったです」と苦笑い。主人公について「ゲームでヒット作をつくるも落ちぶれて、それを全部人のせいにして生きている人間。繰り返すうちに内面も成長するんです」と話し「僕と似ているところは全力で酔っ払うことです」と笑った。
報道陣から「もし同じ夜を繰り返すとしたら？」と聞かれると、徳山は「一回ビルの上から飛び降りてみたいです」でサラリ。同じく温泉でタイムスリップするというテーマの作品では阿部寛主演の『テルマロマエ』が連想されるが、徳山は「僕らの方が早いんです」と苦笑いしながら「阿部さんと番組でご一緒させてもらったときに、アーチェリーで対決したんですけど阿部さんが僕のマネをしたんです」と楽しそうに振り返り「銭湯のマネもしたんじゃないなかな」と設定が“かぶっちゃった”ことを笑った。
なお、DVDではアドリブ満載の撮影場面のメイキング映像と完成披露試写会の映像、初日舞台挨拶の映像が特典として同梱される。『パーティーは銭湯からはじまる』は好評発売中。
