4日より放送されるオリジナルロボットアニメーション『銀河機攻隊 マジェスティックプリンス』のオープニング『私は想像する』を歌唱する女優・昆夏美（21）が、現在の心境などを語った。
昆はもともと舞台女優として知られ、2011年プロ作品で初めて挑んだ『ロミオ＆ジュリエット』のヒロインオーディションを勝ち抜き、ジュリエット役でメジャー作品プロデビュー。2013年4月からのミュージカル『レ・ミゼラブル』でも笹本玲奈や、平野綾らがキャスティングされているエポニーヌ役で舞台出演するという逸材だ。
『私は想像する』は元『See-Saw』のボーカル・石川智晶が作詞作曲したもの。アニメ『ぼくらの』のオープニングテーマとなった『アンインストール』など独特の旋律と歌声で知られる石川サウンドな仕上がりだが、曲を渡された時の心境について、「石川さんが歌っているデモテープを頂いて、その声を聴いたときに凄い世界観だなと感じたのですが、同時に私が歌ったときにどうなるんだろう？としばらく考えてしまいました」と、立ち止まったという。
それでも石川は、「いいよ、“なっちゃん”やっちゃって」とフレンドリーだったそうで、「私の声を尊重して頂きつつ、いろいろアドバイスを頂きました。だから私がデモテープで聴いていた『私は想像する』とは違う曲に仕上がっていると思います。本当にこの曲は難しくて、石川さんにも『この曲本当に難しいよ』って何回も言われていました」と、苦笑することも。
ミュージカルと勝手の違うレコーディングは「マイクの前で歌うのは難しかったですね」と振り返る昆。「機械で編集してしまえばすぐに直るのに、スタッフのみなさんが『ここの音が1つ下がっているからもう1回録ってみよう』と妥協せずに何度も録り直しをしてくださって、1曲収録するのに夕方から夜中までかかってしまいました。収録が終わってからマネージャーさんと2人で『初めての収録がこのスタッフで良かったね』という話をしていました」と大切な思い出になっているそうだ。
楽曲へは、「曲の中にも『私は想像する』って何回も出てくるんです。間奏部分にもウィスパーで『私は想像する』って入っていますし、最初の部分も『私は想像する、私は想像する』で始まるし、そこが格好良いなと思いました」と、気に入っているようで、「ちょっと分かりにくい歌詞だと思っていたのですが、石川さんも『それで良い』みたいなことを仰っていました。タイトルの通り歌詞から色々想像できる曲で、私が『こう思った』と話すよりも、まずは聴いてくださる方にどう感じるか、何を想像するかをお任せしたいと思います」と、広がりを感じさせていた。
最後に昆は、本楽曲でアーティストデビューすることに、「私の基本はミュージカルですが、それとは違った形で今回歌わせていただいています。ミュージカルからやってきたんだという変な先入観なしに、いちアーティストとして聴いていただければと思います」と、メッセージを寄せた。
2013年4月4日より、TOKYO MX、テレビ神奈川、KBS京都にて毎週木曜日午後10時30分～より放送開始！サンテレビほか全国27局でも放送され、4日午後10時30分のTOKYO MXでの第1話放送と同時間に『ニコニコ生放送』（http://ch.nicovideo.jp/mjp）でも配信（第2話は4月15日午後11時から、以降毎週月曜日の午後11時から配信）。
