テレビアニメ『ラブライブ！』の『μ’s New Year LoveLive! 2013』Part1フィルムライブ＆第13話上映イベントが3月31日、東京・新宿ピカデリーで開かれ、高坂穂乃果役・新田恵海、小泉花陽役・久保ユリカ、東條希役・楠田亜衣奈が登場し、司会は株式会社ランティスの木皿陽平氏が務めた。
アニメーション制作会社サンライズ、音楽制作会社ランティス、美少女総合エンタテインメントマガジン『電撃G’s magazine』の合同プロジェクトから産声をあげたスクールアイドルプロジェクト『ラブライブ！』。2010年8月25日にデビューシングル『僕らのLIVE 君とのLIFE』が発売されると徐々にその全貌を見せ始め、2013年1月から全13話でTVアニメも放送された。
物語の舞台は東京都千代田区にある伝統校『音ノ木坂学院』（おとのきざかがくいん）。学院は学生数減少のあおりで統廃合の対象となり、この危機に1人の女子生徒・高坂穂乃果が立ち上がる。「自分たちがスクールアイドルとして活動して学院を宣伝すれば、入学希望者が集まるんじゃないか」。『ラブライブ！』はそんな背景を持ち、9人組スクールアイドル『μ’s』（ミューズ）を結成して活動するものとなっている。
13話上映前に木皿氏と3人が登場。テレビアニメ12話は、メンバーのある告白にショックを受けた穂乃果が『μ’s』の活動を止めると言いだし、メンバー間に緊張の走る場面で終了。13話の最終回が気になる展開だったが、新田は「私的には意味のある穂乃果の落ち込みだったなと。そういった内容を経て、13話をスクリーンで観れるのは凄いよね」と、期待感を煽る。
そして、待ちに待った地上最速となる13話が大スクリーンで上映。感動的な展開のエンディングだったことに新田からの呼びかけで、観客らと「愛してる！バンザーイ！」と、喜びを叫んだ。
トークはアニメを振り返っての思い出を語ることに。第3話でアイドル活動を始めた穂乃果、南ことり、園田海未の3人が音ノ木坂学院の講堂でライブを開催した際、のちに『μ’s』のメンバーになる生徒以外、ほぼ誰もいないガラガラ状態だった。しかし、アニメラストのライブシーンで講堂が満員になった。その姿に、自身らの姿を重ねつつ、久保は、「感情移入もするところが多い作品だったんです。だから、終わったという実感が全然ないですよね」と、ファンに呼びかけ、楠田も「ここがスタートと言う感じです」と、実感を込めた。
その後、約1時間のライブ映像上映後には、スペシャルアニメPV付きの『μ’s』6thシングルの制作決定や、第5回総選挙の投票がスタートしたことが発表されファンが歓喜に沸いた。
そして楠田は、「大画面、大音量で観れるアニメはすごいなと思うので、劇場版期待してます、監督！」とメッセージを寄せると、久保も「劇場版とかそういうのもできるといいなぁ」と、乗っかりおねだり。
最後に、新田から、「『ラブライブ！』プロジェクトは次のシングルも決まってますし、ライブもあります。まだまだ、みなさんと一緒に夢を叶えていけるんじゃないかなと思っています。『μ’s』も夢の途中ですし、『ラブライブ！』というプロジェクトもまだ、途中なんです。叶えたい夢がいっぱいあるんです。これからも応援よろしくお願いします！」と、思いの丈を語り、これに呼応するように木皿氏も、「何かとやっていきますんで、続報をご期待ください」と、さらなる展開に含みを持たせるコメントを残していた。
キャストらが降壇した後、ファンらは、2階席にいた京極尚彦監督らスタッフに拍手を送ったり温かい声を寄せたりするなど、ファン同士の結束の強さなどを見せる一幕もあった。
今後はアニメーションのBlu-ray Disc第2巻が4月24日の発売、6月16日にパシフィコ横浜にて3度目となる単独コンサートなどが予定されている。
