
グラビアアイドルの滝川綾(26)が13日、東京・渋谷区の全労済ホール/スペースゼロで、『舞台 死神姫の再婚~旦那様、お買い上げありがとうございます!~』初日公演前の公開ゲネプロを九州発のアイドルグループ『LinQ』の“あーみん”こと姫崎愛未(19)、俳優・太田基裕(26)、『新選組リアン』の関義哉(23)、俳優・阿部直生(23)、高木万平(27)らとともに行った。
4度目の舞台出演となる滝川が今回演じるのはライセン家のメイド、ノーラ・テルペス。成り上がり貴族のカシュヴァーン・ライセン(太田)の“自称愛人”で、ゲネでも本職のグラビアで披露するようなポージングでカシュヴァーンの気を引こうとしていたが、見向きもされず、思わず場内から笑いが発生した。
かなり気性が激しい役どころで、名家レイデン家の当主、ティルナード・レイデン(関)や『翼の祈り』聖職者のユーラン(阿部)ら男性陣にもつかみかかる場面も。カシュヴァーンがアリシア(姫崎)と結婚することがわかると、ノーラはジェラシーの炎が燃え上がり、嫌悪感をむき出しにするが、それにまったく気づかないアリシアにスルリ、スルリとかわされるやりとりは、ゲネを観ていた関係者も前のめりになるほど引き込まれた。
「ノーラと自分はキャラ的に近い?」と聞いてみると、滝川は「遠いですね。私は欲望が前に出るタイプではないので。“嫉妬と欲望に生きる女”みたいなのもステキだなと思いますけど、穏やかに生きていきたいですね」と、まったく違うと断言。さらに「私は凄く奥手なので、実生活の中でもし好きな人ができたとしても、その人が違う人が好きだってわかった瞬間に身を引きます。相手が自分に気持ちがあるってわからないと動けないですね」と、恋愛感も語った。
1ヶ月前から稽古を始め、キャストのチームワークもバッチリとのことで、「初対面から始まるお芝居って初めてだったけど、凄く仲良くなれた。終わってしまうのが寂しいです」と、早くも17日の千秋楽のことを考えてしまう。
主演のあーみんとも「仲良くなれました。私たち2人がちょっと問題児だったので(笑)。彼女は初舞台ですし、2人で居残りして何回も合わせたりやってました」と、深い絆で結ばれており、「アリシアとの絡みはたくさん練習したので、たくさんの人に観てほしいです」と、ゲネでも好評だったシーンを見どころに挙げた。
3月22日にはイメージDVD『大切なことを教えて』をリリースし、グラビアアイドルとして精力的に活動を続ける滝川だが、「グラビアとは全然表現方法も違いますし、言葉を届けるというのは本当に難しいことだなと思います」と、舞台の難しさについてコメント。
グラビアのポージングも披露する場面を「あれは入れてもらいました(笑)。得意なシーンです」と笑顔でアピールし、メイド服の衣装も「嬉しいです。なかなか着る機会もないので。もっと露出したい? いやいや、グラビアのときだけでいいです(笑)」と、お気に入りのようだ。
舞台は“アズベルクの暴君”カシュヴァーンが出てくるとピリッとした緊張感が走り、ティルナードやユーラン、メイドたちによるコメディータッチな場面もあり、涙あり、笑いありのストーリー。
同舞台のために、若手女優で結成された『sonrisa』によるステージもあり、なんといっても、メガネを掛けて天真爛漫に振る舞うあーみんがキュートだった。








