お笑いコンビ『チュートリアル』の徳井義実（37）と『バッドボーイズ』の佐田正樹（34）、清人（34）が7日、都内で行われた映画『莫逆家族 バクギャクファミーリア』のブルーレイ＆DVD発売記念イベントに出席し、300人近いファンが集まった。
『週刊ヤングマガジン』（講談社）で連載され、単行本が400万部を突破する田中宏の人気ヤンキー漫画。現役の不良を描いた名作は過去に数多くあるが、本作は不良たちのその後の人生をどこまでも鮮烈に描いた、全く新しいタイプのヒューマン・ドラマだ。
17歳にして関東一の暴走族『神叉』のトップを張っていた火野鉄（得意）は、30歳を過ぎた今は建設作業員として平凡な生活を送っていた。しかし、ある事件をきっかけに理不尽な現代社会に異を唱えることを決意。かつての不良仲間たちを再集結させる。
MCを担当する『バッドボーイズ』佐田のトレードマークであるリーゼントは、「この前、番組の企画で髪を切ったためヅラで、15万円」だというと、徳井の金髪もヅラで、「30万円くらいする」という。佐田は、「さすがランクが違いますね」と、持ち上げる。徳井と佐田は、「今度（『ブラックマヨネーズ』の）小杉（竜一）さんにあげようかなと思っています」と、金髪やリーゼントで登場する小杉を想像して会場は爆笑となった。
劇中でも着用していた特攻服に身を包んだ徳井は、この映画を通して初体験がいろいろあったそうで、「特攻服が動きやすいことが分かった」と、そこから食いついた。元暴走族の総長だった佐田に、「（ズボンの）裾を（くつの中に）インするかどうか」聞いたそうで、特攻服の上着の長さによって「（くつの中に）インするかどうか決まる」ということに驚いていた。
本作に出演したのがキッカケでバイクに魅力を感じて免許まで取ってしまったという徳井、「周りが、ふかすのうまいですねって褒めるから・・・」とおだてられた面もあるというと、佐田は、「よかったですよ。学生時代に褒められていたら、暴走族になっていましたよ」と、実体験？も交え笑いを取る。
また、ケンカが強そうに見せるため、肉体を鍛え上げた徳井は、「プロテイン飲んで加圧トレーニングして、体を鍛えましたよ。でも、撮影終わって、パッタリとトレーニングしなくなったんで、プロテインでついた筋肉がオッパイに膨らんだ」と、おとす。
映画タイトルの「莫逆（ばくぎゃく）」とは、非常に親しい間柄のことをいうが、佐田から、「兄ぃさんの“莫逆”は、相方の福田さんだと思うんですけど」とふられると、徳井は、「・・・福田さんかなぁ～・・・SHELLＹかなぁ～」とボケる。佐田が、「いやいや、福田さんでしょ。その福田さんが、襲われたとしたらどうします？」と、問われると、「とりあえず見ときますね」と、即答。
佐田は、相方の清人に、「俺が襲われたらどうする？」とふると、清人は、「見ときますね」と、お約束で返し、会場に集まったファンを笑わせる。
今度は、徳井からの質問で、「よく、1対何人というのあるやん。あれ、勝つの？」と、漫画やアニメによくありがちなシチュエーションを問うと、佐田は、「実際はムリです。本気で来られたらボコボコにされて終わります」と、漫画と現実は違うというと、「俺はむちゃくちゃ強いから、全員倒した」と、劇場での設定にドヤ顔すると、会場からは拍手喝采。
昨年9月の劇場公開時には、封切り前日のタイミングで“江ノ島ドライブデート”が報じられた徳井だったが今回は、「申し訳ないですねぇ～それ以降何もなかった。今は申し訳ないくらい話題がない」と、恐縮しきり。
報道陣から、「新たな（恋の）暴走はありませんか？」と、ツッコまれると、徳井は、「そっちの暴走ねぇ…申し訳ないぐらいなにもないんですけど、ニューハーフに興味がでてきた。仕事でタイに行きまして、キレイなニューハーフのオネェさん見て、それはそれでありだなと。存在のファンタスティック感。男なのか女性なのかどうなんだという非現実感が魅力でしょうか」と語り、煙に巻いた。
また、タイトルにちなみ“家族”が欲しいかと問われると、「同期が集まると、結婚の話。もうヤバイですね。本命？いないっすねえ」と、さみしい現状を明かした。
映画『莫逆家族 バクギャクファミーリア』完全初回限定生産アルティメットBOX（6825円・税込）、DVD通常盤（3990円・税込）、ブルーレイ通常盤（4935円・税込）は、ポニーキャニオンより絶賛発売中
