『2013(第36回)日本アカデミー賞』授賞式が8日、東京・港区「グランドプリンスホテル新高輪」で開かれ、優秀助演女優賞の表彰に広末涼子(32)が登壇した。
『鍵泥棒のメソッド』での受賞となり、「脚本がおもしろくて、素敵で、参加させていただいたんですが、脚本の段階ではあんなに感情を出さないというものだったんです。監督と話して、押さえて押さえて、引き算のお芝居を初めてさせて頂きました」と、挑戦していたという広末。
共演した、堺雅人や香川照之が現場での雰囲気を作っていたそうで、「本当におもしろくて、なんとも言えないお芝居をするので、これにリアクションをしないというのは、焦点を合わせないような気分でやらせて頂きました」と、この辺りが“押さえる”部分になったようで「インのスタイルは登場しただけでつらかったですね」と振り返った。
また、学生服姿にもなったが、「あれを着たのは朝方で、自分も何をしていたのか分からなかったです(笑い)。私、関西の方の出身で“吉本”見るの大好きなんですけど、“吉本”じゃないと思っていて、今回、コメディエンヌとして話題を提供できたことにホッとしています」と、しっかり笑いをとっていた。
なお、優秀助演女優賞の最優秀は『あなたへ』の余貴美子が輝いた。
■優秀助演女優賞(★が最優秀)
寺島しのぶ『ヘルタースケルター』
広末涼子『鍵泥棒のメソッド』
満島ひかり『北のカナリアたち』
宮崎あおい『わが母の記』
★余貴美子『あなたへ』