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ブラマヨ吉田、同級生の中野監督と21年ぶり再会!“非リア充”な高校生活振り返る

ブラマヨ吉田、同級生の吉田監督と21年ぶり再会!“非リア充”な高校生活振り返る
“リア充”だった監督とは対照的だった吉田

 お笑いコンビ・ブラックマヨネーズの吉田敬(39)が19日、都内の新宿武蔵野館で行われた映画『チチを撮りに』(監督:中野量太/配給:デジタルSKIPステーション)の公開記念トークイベントに、中野量太監督(39)と登場した。

 ある夜、母から離婚した父親が末期がんだと知らされ「その顔を写真に撮ってきて」と依頼されたフリーターと高校生の姉妹。14年前に他の女性と家を出た父への愛着も記憶もほとんどないまま、母からの“おつかい”を受け父の実家へ向かうふたりだったが…『SKIP シティ国際 D シネマ 映画祭 2012』で監督賞を獲得し、ベルリン国際映画祭に招待された実力作がいよいよスクリーン公開を迎えた。

ブラマヨ吉田、同級生の吉田監督と21年ぶり再会!“非リア充”な高校生活振り返る
『チチを撮りに』公開記念トークショー

 同作に「胸張って面白いと言える! 泣いた」とコメントを寄せた吉田と中野監督は、実は高校の同級生。当時はそれほど親密ではなかったということだが、吉田は高校時代を振り返り「中野くんと僕は派閥が違った。中野くんは制服とかもおしゃれに着こなしている1軍グループで結構しきってた。僕は弓道部の陰気なグループ」と“非リア充”だった当時の雰囲気を思い返し「部室棟の天井に穴を明けて、懐中電灯をつけてテニス部の女子更衣室をのぞいてました。知らんかったやろ!」と暴露し笑い合った。

 学園祭で演劇では中野監督が脚本を書き、吉田が悪代官を演じたそうで中野監督は「吉田くんは教室の端でいつもおかしなことをやってて、なんか企んでた」と回想。吉田も「教室に戻るとかわいい子が僕の椅子に座って話していて、『俺はそこまでキモがられていない』と思って安心しながら、僕はかわいい子のぬくもりをケツから吸ってました」と思い出話に花を咲かせた。

 卒業後はお互いに苦労しながら表現の道へ。吉田は「二十歳でNSC入って、(売れるまで)10年ちょっとかかってますよ。苦節でしたね。自律神経とかおかしくなりましたからね。真夏でも布団何枚かぶっても寒くて寝れない。人と喋るのが嫌だったからずっとノートに書いてました」としみじみ。普段はテレビのディレクターの仕事をしている中野監督も「6年ぐらい映画撮れなくて腐ってる時期がありました。(同作を)これがほんまに最後やと思ってました。ウチら今年40やろ。これが最後の勝負かなと思った」と感慨深く振り返った。

 高校時代の友人に借金までして制作した同作に、吉田は「いくらですか? 550万くらい?」と聞くと「もうちょっと高いね」と中野監督。「本当にみなさんに支えてもらってできた作品。最後だからと吉田くんに(コメントを)お願いしたんです」と決意を語った。突然の元同級生からのお願いに吉田は「最初聞いた時に、めちゃくちゃダルいなと思った。おもんないのが濃厚じゃないですか。でも家のリビングでダラダラ観てたら入り込んだ。『泣くんか、俺』と思いました。一緒に観てた友だちは俺より泣いてる。頑張ってるのは俺だけじゃないんだなと思って嬉しかった」と笑顔で語った。

 吉田は「映画を観て、中野くんとつながっとけば俺にもチャンスがあるんじゃないかなと思った。俺にも俳優とか来るんじゃないかな」と真剣に熱弁。中野監督も前向きに「これでやっとスタートラインに立った。あとはこれをつなげていくのが勝負かな。21年ぶりに会えてこんな話ができてとても嬉しかった。またいつか」と笑顔。吉田は「僕はもっと広がっていくと思いますよ!」と期待を寄せ「そろそろグラビアアイドルの方と噂になりたいなと思います」と俳優業に意欲を燃やした。

『チチを撮りに』は新宿武蔵野館レイトショーほか全国順次公開中。

ブラマヨ吉田、同級生の吉田監督と21年ぶり再会!“非リア充”な高校生活振り返る
『チチを撮りに』公開記念トークショー
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『チチを撮りに』公開記念トークショー
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ブラックマヨネーズ・吉田敬
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中野量太監督
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