俳優の塩谷瞬（30）とタレントで振付師のKABA.ちゃん（43）が17日、都内で映画『世界にひとつのプレイブック』（監督：デヴィット・O・ラッセル／配給：ギャガ）の公開記念イベントに登場した。
今年度アカデミー賞8部門にノミネートされ、主演女優＆男優賞、助演女優＆男優賞と演技部門を31年ぶりに網羅した注目作がいよいよ日本公開！ 妻に浮気されたことがきっかけで精神を病み仕事も家も妻も失ったバットと、夫を事故で亡くし職場の男性全員と関係を持ち会社をクビになったティファニー。ふたりが人生を取り戻すため、手を取り合いダンスコンテストに出場することに…主演のバットを“世界一セクシーな男”ブラッドリー・クーパー、バットの父にロバート・デ・ニーロなど最高のキャストが演じるラブ＆ヒューマンストーリー。
劇中のダンスコンテストにちなみ塩谷は女装したKABA.ちゃんの手をとりエスコートしながら入場。10年前に一緒に共演したことがあるというということでKABA.ちゃんは「（前回は）一緒に温泉に入ったの！ こうやって共演できるのも運命なのかしら！」と塩谷のイケメンぶりにほれぼれ。塩谷も「また飲みますか！」と懐かしい再会を喜んだ。
特に演技で高い評価を集める同作に「最高でしたね。普遍的な家族とか友情が入っていて心にじんわりくる作品」と大満足。KABA.ちゃんも「2回観たんです。傷ついたふたりがダンスを通じて人生と取り戻す。共感できた部分がたくさんありました」と絶賛した。
「俳優を目指したきっかけがデ・ニーロさんなので、こうしたイベントに出れるのは嬉しい」と話す塩谷は「勉強になりましたね。主人公の男性がかっこよすぎないかと思ってたんですけど、2時間半の中で表情が代わっていく。目的が無い人間と目的のある人間で表情とか目がガラっと変わっていく」と感心。主人公カップルに「やっぱり何かを乗り越えていくことってすごく大きいですよね。普通に会話している以上の相手から得られるものは大きい」とプレイボーイらしく分析。「部活とかも一緒にやっていると、そこにいる女子といつか付き合いたいとライバル心むき出しになりますよね。一所懸命やってる時って何かある」とイケメンなコメントだった。
一方で振付師として活躍するKABA.ちゃんは「私は（教えている相手に）すぐ恋に堕ちる。教えているうちに愛情が出てきて余計なところを触っちゃっり」とニンマリ。ダンスが苦手という塩谷に「何日間かダンススタジオに用意してくれたらもっと踊れるようにします」と熱い視線を送った。
塩谷といえば交際するふたりの女性に同時に結婚を約束した騒動も注目を集めたが「僕の中で家族って人生のテーマ。そういうものがすごくリアルに表現されている。けっしてスマートにまとまっているわけじゃなくて、トークもかみ合ってないんですけど、家族って離れても離れられないものがあるんだなとジーンとしました」としみじみ。「自分がつらい時は『やっぱりファミリーってあったけえな』と思いますね」と語った。
また、タイトルにもなっているプレイブック＝作戦図を聞かれると「今年は世界をまわってこようと思ってまして。経験、感じたことを自分なりに芝居に投映したり、活かしたい。そんなフィルムを作ってみたい。（海外で俳優を）やってみたいですね」と展望を語った。
『世界にひとつのプレイブック』は2月22日TOHOシネマズシャンテ、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国公開。
