『TRF』ダンサーのSAM（51）とお笑いコンビ『ナイツ』の塙宣之（34）と土屋伸之（34）が14日、都内で『TRFエクササイズDVDでナイツの脱「ダンス踊れない芸人」成果発表会』に登場した。
昨年6月に発売され90万枚の出荷と人気となったエクササイズDVD『TRF イージー・ドゥ・ダンササイズ』シリーズ。イベントは本作品の特徴の1つである誰でも楽しく踊れるという効果を証明するために、運動オンチでダンス踊れない芸人として知られる塙でも踊れるようになるということへチャレンジするプロジェクトとなっている。
SAMは、DVDの狙いとして「自分たちが踊ったりとかダンサーを育てるのはやっていたんですが、本当のダンスを習ってみたいというのでここ2、3年でワークショップに行くことが多くなった。ダンスを踊りたいという人の間口を簡単にするにはどうしたらいいかと考えたときにこうなりました」と、説明。そこで塙が踊れるようになればこのDVDの効果も本物で「格もあがる」と考えてオファーになったという。
そんなさなかに登場したナイツの2人。これまで『ナイツ』はTRF楽曲ネタを無許可で使用していたが、塙のダンスの出来によってはネタを封印することにもなるため、塙がまずはSAMに謝罪から入り、ご機嫌を伺いつつ、「丸刈りにする覚悟はできています。YouTubeにアップする準備ができています」と、笑わせた。
まずは、練習に入る前に試しにダンスしてみる塙の映像が流されたが、その姿に「ふざけてる？」と、SAMも首をかしげるほどの酷さ。それを見て不安になったSAMが「踊れてくれないと困る」と、プレッシャーをかけるなか、いよいよ本番。やや膝は硬いもののフリは完璧に仕上げている塙に、SAMは笑みを見せ、場内の報道陣からも拍手があがり、見事“ダンス踊れない芸人”の汚名を返上した。
ダンスを終えて、練習期間が3週間だったことを明かした塙は、振り返って「100点です」と満面の笑み。SAMも「先生みたいな気持ちで本当にドキドキしながら見てましたけど、全然OKです。どんどん（TRFネタも）やってください。100点ですよ」と、成長ぶりに目を細める。
塙は「自信なくてこの企画も挫折したんです」と告白しつつ、「でも、中学生もダンス必修だからと思ってやりました」と、挑戦を決意した理由について明かす。その後、SAMを前にした漫才ネタ披露も「ダンスに比べたら屁みたいなもんですよ」と胸をなでおろすと、SAMからTRFネタ公認にも笑顔だった。
今後もダンスを続けていくという塙は、「DVDでダンスする方になりたい」と野望を挙げると、「DVDのボーナストラックで出演してもらおうかな」と、検討の余地はあるというSAM。そこに報道陣が『TRF』にナイツの加入はあるかどうかを尋ねると、SAMは「加入は絶対にない」と、即答で報道陣を沸かせつつも、「けれどツアーに出演はしてもらうかも」と、こちらもコラボの可能性を見せていた。
「塙さんが頑張って踊れるようになって嬉しく思います。これで誰でも踊れるのは証明されました」という、DVD『TRF イージー・ドゥ・ダンササイズ』は、今度第4弾が発売されることも決まっている。
