鳩山由紀夫元首相(66)の母・鳩山安子さんが11日夜、多臓器不全のため、都内の病院で死去した。90歳だった。
安子さんはブリヂストン創業者・石橋正二郎氏の長女として、1922年、福岡県久留米市に生まれ、42年に夫の威一郎氏(故人)と結婚。74年に威一郎氏が政界進出した後は、由紀夫、邦夫兄弟を教育し、東京大学合格へ導いた。
12日付の日刊スポーツ、スポーツニッポン、デイリースポーツ、スポーツ報知、サンケイスポーツ、東京中日スポーツ各紙が報じており、09年に由紀夫氏の元公設秘書が在宅起訴された偽装献金問題の際には、安子さんが毎月1500万円を7～8年間にわたり由紀夫氏に提供していたことが判明。当時、この問題は“子ども手当”などとして揶揄された。
由紀夫、邦夫両氏の11年分の所得報告書などによると、安子さんは両氏にそれぞれ約42億円相当の現金や株、不動産を贈与している。
