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遠隔操作ウィルス事件で容疑者とみられる男性逮捕!猫に首輪つける様子が映る

 遠隔操作ウイルスに感染したパソコンから犯行予告が送られ男性4人が誤認逮捕された事件などについて、警視庁などの合同捜査本部は10日、威力業務妨害容疑で、都内に住むIT関連会社社員・片山祐輔容疑者(30)を逮捕した。

 これまでに男性4人の誤認逮捕となったほか、『真犯人』を名乗り弁護士や報道機関に手口の詳細やメッセージを記載したメールを送信していた。

 11日付のデイリースポーツ、スポーツ報知、東京中日スポーツ、スポーツニッポン、サンケイスポーツ、日刊スポーツ各紙が報じており、同容疑者は派遣先の会社のパソコンから、勤務中に犯行予告を書き込んでいたとみられ、捜査本部はこの会社を家宅捜索。同容疑者が一連の事件に関与したとみて、ウイルスの作成や予告を送った形跡がないかパソコンを解析し、全容解明を進める。同容疑者の自宅や利用していた東京・秋葉原のネットカフェからパソコンを押収したという。

 先月には報道機関などにメールをしていた、神奈川・江の島で猫の首輪から記憶媒体のマイクロSDカードが見つかることに。カードから、遠隔操作ウイルス『iesys.exe(アイシス・エグゼ)』の設計図に当たるソースコードが確認され、真犯人以外には作成できないと断定したという。

 逮捕の決め手となったのは容疑者とみられる男を映した防犯カメラだったといい、猫の首にSDカードを付けようと近づく男とバイクが写っていたという。範囲を拡大してカメラの画像を集め、片山容疑者の足取りを確認。自宅マンションの防犯カメラ24台の録画映像も分析したという。

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