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市川團十郎さん肺炎で死去…長男・海老蔵と麻央夫妻最期を看取る

 歌舞伎俳優の十二代目市川團十郎(本名・堀越夏雄)さんが3日午後、肺炎のため都内の病院で死去した。66歳だった。

 團十郎さんは東京都出身。十一代目市川團十郎の長男として生まれ、1953年に市川夏雄の名で初舞台を踏むと、58年に六代目新之助、69年に十代目海老蔵を襲名。85年に12代目市川團十郎を襲名した。

 壮絶な闘病が始まったのは、息子の市川海老蔵(35)の襲名披露公演中の04年に急性前骨髄球性白血病を発症してから。その後、退院し、舞台復帰したが、翌05年に再発。自家末梢(まっしょう)血幹細胞移植を受け、08年には実妹の骨髄を移植して完治宣言していた。その後は体調を大きく崩すこともなく、休演することもなかったが、昨年12月に体調不良を訴え肺炎の疑いで舞台を休演し治療を続けていた。

 4日付のスポーツ報知、デイリースポーツ、サンケイスポーツ、東京中日スポーツ、スポーツニッポン、日刊スポーツ各紙が報じており、病院には、妻の希実子さん、海老蔵の妻・小林麻央(30)夫妻が駆けつけ、最期をみとったという。

 関係者によると、今回は白血病の再発ではなかったという。しかし、以前の抗がん剤治療などのため、團十郎さんの免疫力が低下し、そのため12月に風邪から軽い肺炎になったが、それが重症化。ここ数日、予断を許さない状況が続いていたという。

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